大阪府和泉市の親子ひろば
エンゼルハウス青葉台で開催中の
発達っ子ママ&パパの会「にじいろ」
サポーターのEMIです
今日はこちらの記事の続きのお話
ふたば教室に通い始めて数ヶ月が経った夏頃に
就園に関する保護者向けのお話会がありました。
和泉市の保育園で長らく先生をされてきて、現在は発達が気になる子や保護者への支援にかかわっていらっしゃる方が講師でした。
先生が保育の現場で出会ってきた私たちのような親子さんのお話や、
園生活で見てきた「困った子」なのではなく「困っている子」への適切な関わり方といったお話。
それは、夜な夜なネットで読みあさっていたネガティブな記事よりも、すうっと私の心のしんどい部分に入ってきました。
どうしてあげるのがこの子にとっていいのかな…考えているうちに、講義を聴きながら涙が止まらなくて、
そこからは前を向いて聴きたいのだけれど、前を向くと顔が涙でぐしゃぐしゃなので、あまり前を向くことができませんでした
そのお話会では加配のことや療育園という選択肢も含め、とても丁寧にかみ砕いて説明してくださいました
その当時、うちのパパはというと育児は程々に参加するほうでしたが
エンゼルやプレ幼稚園に行ってみるものの、疲弊しきって帰ってくる私の様子をみて不思議そうにしていて
2歳やで?周りの子もそんなんでしょ
そのうち幼稚園行ったらしゃべるようになるんじゃない?
とのんびり構えていましたが、
小さい集団の中でも長男がどれだけ浮いてるかを見て実感してほしいと伝えて
平日の休みが取れた時にいっしょにふたば教室へ来てもらって様子を見てもらったのと、
この就園についてのお話を夫婦で聴きに行ったときに、パパも「そうなのか…」と思うところもあったようでした。
そして、長男のためになるのなら、「みんなといっしょ」にこだわらず、頼れるところを頼ってみるのもいいんじゃない?ということで、
療育園も含めて検討していくことになりました。
その頃、近居の祖父母に「幼稚園はどうするの?」ときかれたので、実は…と話すと、
幼稚園に行くとばかり思っていた祖父母は驚きとショックもあったようでした。
「それはどういう子が行くとこなん?長男は普通やよ~?ちゃんとやれるのになんで…」
みたいなニュアンスのことも言われましたが、
市の健診から要観察・個別問診となり、定期的に受けていた発達検査の結果や数値を見せて説明し、
同い年の子よりも 1歳半~2歳ぐらい幼いこと、見た目でわからないゆっくりな部分があること
みんなと同じように一斉指示をされる園ではしんどいことが出てくるかもしれないこと
なによりこの子が困らないために、ゆっくりだけど言葉でのコミュニケーションを伸ばしていったり
「できた!」っていう自信をつけて、ゆくゆくは集団に入っていってもらうためのステップだから…と説明して、
時間はかかりましたが、かわいい孫のためになることなのなら…と徐々に受け入れてくれた感じでした。
祖父母世代にとっては馴染みの薄いお話で、私たち以上に特に受け入れづらいものがあったのかもしれませんね
支援につながることについては、夫婦や家族であっても、みんなが同じ思いであるとは限らないし、
家族の理解を得るって言葉でいうと簡単ですが、とても難しく、ときに心身に不調をきたすくらいにしんどいプロセスだなと感じます。
当事者会や親の会などでも、家族にわかってもらえなくて1人で抱えてしまっていてつらい…というお話を多々伺います
同じ気持ちで共感できる人が周りにいると頑張ろうという気持ちになったり、ほっとできたりする部分もあるのだけれど、
1人で抱えるには荷が重い、大切な我が子の発達のお悩み。
「にじいろ」ではそんな想いも「うんうん」と頷き合える温かい空気が流れています
もし今1人でそんなしんどさを抱えている方が、これを読んでくれているなら、一度おしゃべりしにいらしてくださいね