カラン・・・
店のドアをあけ中に入った
「いらっしゃいませ」
片隅のカウンターから声が聞こえる
籐細工の小物が飾られた店内
そうたいして広くもないが
どことなく落ち着いた雰囲気を
俺は感じていた
カウンターに置かれたサイフォンドリップ・・・
(・・・珈琲専門店か??・・・)
何気なくそう思いながら
窓際の席へ座った
テーブルに置かれた小さなメニュー
「お決まりになりましたら
声掛けてくださいね」
その声に俺は、ハッとして顔をあげた
どことなく女優の井川遥を彷彿とさせるその顔は
穏やかな笑みをたたえていた・・・