川江美奈子 2006.10.20. 「夜想フ会~藍色~」 原宿Blue Jay Way 2 | ANGEL'S BLOG
美奈子さんが舞台から去ると、
すぐに白いスクリーンが降りてきました。
映像は「願い唄」のPV。
そして流れてくる音声は、
開演直前に流れた映像の中の手紙の文章を、
今度は美奈子さんが朗読したものが流れてきました。
スクリーンが上がり、
美奈子さんが登場。
藍色の絞りのワンピースのドレスを着て、
ピアノの前に。
美奈子さんの大好きなユーミンの「挽歌」を歌われました。
美奈子さんがいうには「藍色にピッタリ」だそうです。
実はピアノのペダルを踏むたびに、
「ギー」という音がしていたんです。
ビニールがすれるような音。
衣装に合わせて履き替えた靴が、
どうもペダルと合わないようです。
美奈子さんは「靴にテープがふっついているみたい」とおっしゃって、
靴を脱いで見ているのですが…。
結局この後も音はなりっぱなしでした。
泣ける曲、切ない曲を集めた、
所属のレコード会社・ドリーミュージックの
最新のコンピレーション・アルバム、
「Sad Songs」に参加されたそうで、
美奈子さんはトラッドソングの
「The Water Is Wide」を歌われているそうです。
有名なのはCMなどで使われた、
カーラ・ボノフさんのバージョンとのこと。
ここまで聴いても、
私はどんな曲かわかりませんでした。
そして今日、
この曲も発売前に披露してくださいました。
歌い始めてすぐに、
「この曲だったのかぁ」とわかりました。
この日記でも以前は何度か登場した、
「地球交響曲(ガイア・シンフォニー)」で、
白鳥英美子さんの歌った「There is a ship」ではありませんか!
ネットで調べてみたのですが、
元々はアイルランド民謡で、
ピーター・ポール・アンド・マリーが、
「There is a ship」というタイトルで歌ったのが、
この呼び名の始まりだそうです。
邦題は「悲しみの水辺」。
美奈子さんはこの邦題のことも話されていました。
さすがにトラッド・ソング。
伝わってくるものがあります。
美奈子さんの歌声は、
カーラ・ボノフのものに近い感じがしました。
でもとっても温かいエネルギーが流れて、
そのエネルギーに包まれた感じがしました。
アルバムでは美奈子さんはたくさんコーラスを重ねているそうです。
ライブではそれはできないので、
ピアノと歌のシンプルなものでしたが、
これはこれでとてもいいです。
そしてアルバムも楽しみです。
続けて「桜色舞うころ」。
この日も「紅葉」のイントロバージョンで、
歌われました。
「The Water Is Wide」の温かいエネルギーは続いたまま、
とてもとても心地よい時間を過ごせました。
改めて「桜色舞うころ」というこの曲の深さを感じる、
そんなステージだった気がします。
さらに続けて「しあわせ」です。
ピンク色のライトが美奈子さんのまわりを彩ったのが、
とても印象的でした。
なぜ今年の夜想フ会のサブタイトルが
「藍色・瑠璃色・菫色」なのか?
美奈子さんはご自分がブルーが好きなこともあるけれども、
「ブルー」とひとくくりにするのではなくて、
日本のトラディショナルな色の呼び方、
その微妙な感覚、
そこに惹かれてこのタイトルをつけたそうです。
そして本編のラストには、
「私の曲の中で一番藍色っぽい曲」とおっしゃりながら、
「最終電車」が歌われました。
舞台を後にした美奈子さん。
アンコールを求める拍手。
すると聞き覚えのある美奈子さんの声が…。
朗読CD「星の王子さま」の、
クライマックス部分が流れてきました。
一通り流れ終わると、
美奈子さんが登場。
2つある間接照明に明かりをつけて、
リクエスト大会までは、
手ぬぐいがおかれていた椅子の上に、
『星の王子さま』の本をたてかけまられました。
そのまま「君の唄」が歌われました。
本編の後半、
ずっと音がしていた靴だけ、
茶色のヒールのないものに変わっていました。
もちろん音はしません。
「君の唄」を歌い終えた美奈子さん。
「アンコール、ありがとうございます」と一言。
そしてこの半年は、
『星の王子さま』づいていたという話をされました。
星の王子さまのイメージ・ソングを書かせていただいたことを、
改めてご紹介なさって、
さらに朗読CDまで出すことになるなんて、
思いもしなかったとおっしゃっていました。
最後のMCです。
デビューして2年。
ずっと変わろうとしてきた。
(でも)変われなかった。
いろんな出逢いがあって、
出逢いの中から新しいものが生まれてきた。
…こんな話をされました。
だから次回の夜想フ会は(ゲストが)あるかもしれません、
とおっしゃっていました。
そしてまずはこの瞬間に、
そして観に来てくださった皆さんに感謝の気持ちを込めて、
「そのとき」を歌います、
とおっしゃって歌われました。
これで終わりかと思っていたら、
一番最初に「願い唄」のイントロ部分、
アカペラで歌った時の立ち位置にたたれて、
もう一曲が披露されました。
アカペラで聴く初めての「誰かが誰かを」です。
前回のDUOで最後に
「この星の鼓動」を聴いた時はとても衝撃的でした。
あの時ほどの衝撃はなかったのですが、
歌い続けていくうちに、
美奈子さんの想いが、
全身からあふれているのがわかりました。
本当はもっと身体を揺らして、
思いっきり歌いたいんだろうなぁと思いました。
少しからだのアクションを抑えられていた感じがしました。
後は…、
これは聞き流してください。
あくまで私の主観です。
「俺の方が声が出るなぁ」とふと思いました。
本当に出るのか歌いたくなってしまったくらいです。
これは美奈子さんのこと云々でなくて、
自分の声の大きさって、
この広さなら十分響くだろうなぁと思ってしまっただけなんです。
私を知る方たちならばわかりますよね?
そういえばここ何年も、
カラオケに行ったことがありませんね。
人前で歌うってことがありません。
あるのはエレクトーンでレッスンを受ける時ぐらいです。
ちょっと「俺も歌いたいぞ!」病みたいのが出てきてしまった、
そんな瞬間でもありました。
手を振って舞台を後にした美奈子さん。
「もう一度アンコールを!」という
手拍子をしようとした方の気配も感じながら、
そのままライブは終わりました。
会場内からは「大満足」の声があがっていましたが、
私としては少々物足りなさを感じました。
時間も2時間を切っていましたしね。
最後の盛り上がりがほしかった、
そんな感じがしました。
3ヶ月連続の第1夜目だったこともあるのでしょう。
ちょっと複雑な気持ちで「Blue Jay Way」を後にしました。
そういえば開演前にコアなファンな方たちが、
「武部さんがいた」とおっしゃっていました。
私が帰ろうとすると、
武部さんがファンの方たちに囲まれていました。
舞台で見る武部さんは大柄に見えましたが、
私よりは背が低いようです。
ずいぶん印象って違うものですね。

