「私はファンタジーの本ばかり読んでいたの。だから、成績が悪かったら、親にファンタジーの本を読むなと言われたの。その日は、とても成績が悪くて、親にすっごい叱られたの。一生ファンタジーの本を読むな!って言われて、私はどうすればいいか分からなかったの。」

「え?だったら、隠れて本を読めばよかったんじゃないですか?」

「私はそんなことは考えなかったの。親がどうしたら、ファンタジーのことを信じてくれるか?そのことばかり考えていたわ。だからボーっとしながら考えていたのよ。私はいつの間にか泣いていたの。。。なぜかは、分からないけど。。。でも、そしたらね、、、、小さな、羽のついた人間が私の横に現れたのよ。そして、そんなに悲しいなら、私と一緒に桜の国へ行かない?と言ったのよ。私はびっくりしたけれど、どうせ夢を見ているんだと思ったけれど、ええ。いいわよ。と言ったのよ。。。そしたら、一瞬で光に包まれて、、、」


「ここはどこ?」

「桜の国だよ」

「本当に桜の国はあるのね・・・。」

「うん。あっ私の名前はスミレ。よろしくね、璃亜ちゃん。」

「何で私の名前を知っているの?」

「あなたのことは色々知っているわよ。なんでかは言えないけど、、、ゴメンね。」

「そう。。。ところで、何で桜の国って言うの?」

「それはね、この国は一本の桜の木から出来たからよ(笑)」

「桜の木がいっぱいあるのね・・・。何か、春っみたい(笑)」

「春?そうね。。。説明も終わったし、みんなに挨拶をしに行こう!」

「挨拶?誰に?」

「それはね・・・桜の国のみんなにだよ!全員ではないけどね。じゃあ、行こうか。」

「うん。」          

本を読んで、魔法が使える人は、魔法学校から手紙が来ると書いてあった。もちろんそれはファンタジー。でも、私はもしかしたら本当に、手紙は来るかも知れないと思った。それは、中学校になる前にくると書いてあった。だから、私は小学校6年生になっても、「まだ小学生だから」と思っていた。

小学校を卒業した。中学生になって、私はだんだん信じることを忘れかけてきた。お母さんが、サンタさんなんていないんだと言い、魔法学校からの手紙はこなくて、友達にも妖精なんていないと言われた。親にも先生にも、ファンタジーではなくて、もっと現実的な本を読めと言われた。私は、ただ現実逃避しているだけだと言われた。

私は中1の途中で転校した。そこで新しくできた友達は、昔の私のように、ファンタジーを信じていた。でも私は、「妖精なんていない」などと言っていた。それでも、その友達は「そんなことないよ。いつか、璃亜もきっと会えるよ!」と言っていた。

その友達が病気にかかってしまった。私は彼女の家に行ったけれど、彼女はちょうど病院へ行っていた。その家にいたのは、友達のおばあちゃんだけだった。そのおばあちゃんは私を家の中にいれてくれて、お茶とお菓子をだしてくれた。

「名前はなんていうの?」  

「あ、はい。松田 璃亜といいます。」  

「あぁ~。いつも美夢から話を聞いてるわ。妖精を信じないんですってね。(笑)」  

「小さい頃は信じてたんですけど・・・中学にはいって、みんなから現実逃避だと言われて、、、現実を見ようと思いました。」

「そう。璃亜ちゃんはまた、妖精達がいると信じることはあると思う?」

「・・・。ないと思います・・・。」

「そう・・・。私はね、妖精達のことを信じているのよ。」

「え?おばあさんがですか?」

「ええ(笑)小さい頃からファンタジーの本が大好きでね・・・。そして、中学生になる前の春休み、あることが起こって、私はずっと信じ続けようと思ったのよ。」

「えっ?どんなことが起こったんですか?」

「ん?知りたい?」

「はいっ!」

「ちょっと長くなるわよ。それに、妖精達を信じていない人には、ちょっとつまらないかも知れないわよ?それでも、いいの?」

「はい!知りたいです。どんなことが起こったのか。」

「本当に長くなるわよ。。。それわね・・・私が自分の部屋でボーっとしていた時だった・・・・・・・・・」

私は小さい時から、本を読むのが好きだった。色々な本を買って、本屋に売っていない本は、図書館や知り合いからよく借りた。なぜ本が好きだったか、それは、本を読んでいると自分が経験したことのない事、経験できないと思われる事について読めるからだ。実際にその本の中の登場人物になったような気になれる。私が小さい頃好きだった本は、ファンタジー系だった。今の自分が経験したことがないことばかりだったからだ。でも、私が、いつか自分もそういうことが経験できると信じていた。

サンタさん、、、みんな子供の時は絶対にいると思っていただろう。私は、小学校の高学年になるまでずっと、サンタさんはいると思っていた。手紙やメールもだしていた。

妖精や不思議な生き物、、、私はずっといると思っていた。でも、妖精達は動きが早く、自分が見つけられないだけだと思っていた。

神様、、、自分には見えないし、会ったこともないけれど、いると思う。