昨日の続き・・・最終章 後編 （これで本当に最後です
）
モーテル現場踏み込みが終わった翌日・・・
A子さんから報告の電話が入った
「山崎さん・・・ありがとうございました。
無事自分の思いをぶちまける事ができました・・」
「ワタシも大変気にしておりましたよ・・
で、あの後はいかがでしたか？」
気になるエンジェル山崎さんは聞いてみた
するとA子さんは 朗らかに話しだした
A子さんによると
モーテルの駐車場でエンジェル山崎の車を降りた後
そそくさと旦那のワゴン車のドアを少し開け
転がるように車に乗り込んだ
「しばらくすると暑くて暑くて汗だくでした～
」
エンジンをかけるわけにもいかないので
夏の車内はサウナと化す その中での張り込みは地獄
汗が流れ落ち 化粧もドロドロになった事であろう
まさに女の執念
そして待つこと約９０分・・・
旦那と女はすがすがしい顔で部屋から出てきたという
２人が車に乗り込むときA子さんは息を殺した
呼吸をすると気配を感じられてしまう
心臓が飛び出しそうな中
エンジェル山崎のアドバイス通り その時をじっと待った
そして旦那と女がシートベルトをカチッと締めた・・・
その瞬間A子さんは
後部座席から旦那の肩を叩いた
「なにしてんの？」
低く小さな声でA子さんが言った途端 旦那の身体が凍りついた
ビクッーーー
おそらく旦那の心臓は数秒間停止したことだろう
こんな恐怖は他に無い どんなホラー映画よりも恐ろしい・・・
旦那は人生でベスト３入り確実の恐怖を味わった
「う～わぁ～～お、お前何してんねん～」
と叫んだと同時に女の悲鳴も車内に響き渡った
「あんたらええ加減にしいやぁ」
と極妻の岩下志麻張りに怒鳴りつけると
女は脱出マッジクをするマジシャンの如くシートベルトを外して
一目散に逃走した
命の危険を感じたのかもしれない
Ａ子さんは鬼の形相で女の後を追ったが
長時間の張り込みで足がシビれて思うように動かず
残念ながら女を取り逃がした
車に戻るとハンドルに頭を置いてうな垂れている旦那がいた
「アンタ！帰ろうか！？家でゆっくり話しよ」
そして放心状態の旦那に代わり運転して帰宅したそうです
家に着くなり携帯を没収して逃走女に電話をかけた
「悪いけどアンタ 今度旦那に近づいたら訴えるからねっ！」
と強く念を押した
まぁ女からすればこんな行動力のある嫁とこれ以上関わるという
とんでもなくリスキーな選択はしないであろう
一方 旦那は浮気の事実を認め（当然だが）
A子さんの実家まで行き平謝りしたそうです
一生消えないお灸をすえられ もう浮気はコリゴリであろう
「これからは立場が逆転して楽に暮らせるかもしれません」
とすっきりした様子で話してくれた
A子さんは精神的にも強くなり人としてまた、妻として一皮むけた・・・
今回のケースは最終的に良い結果になりましたが
浮気現場に突入すればすべて上手くいくというわけではありません
浮気のかたちは人それぞれです
それに合った対処法を取らないと
余計に状況を悪化させかねません
アクションを起こすときは冷静になってよーく考えて
一度誰かに相談してからにしましょうね
「女の復讐シリーズ パンツの匂いで浮気がわかる？」
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