「君と出会えたのは運命だ」
たった２日目で
そうぬかしたおっさんの
プライベートな経歴は
バツ３であった
もちろん子供もいる
これだけでも充分怪しい
しかし ハイヤーでお迎えをし
お姫様の様に扱ってくれる
金持ちそうな
ちょいデブおっさん
高級レストランで
真面目にそんな事を言われると
不細工男ほど説得力があるのかもしれない
あまりにも 男前過ぎると
「ワタシだまされている
」
と疑問を抱きやすいものですが
そうじゃあない場合は
ありえる話だと思いやすいみたいです
とくに 注意が必要なのは
美人な人が騙されやすい傾向
にあると
エンジェル山崎は思うのです
余談になりますが過去の
相談者の中に
アダルトビデオのスカウトの仕事を
していた女性がいました
好奇心いっぱいの
エンジェル山崎は
「どんな人に声をかけるんですかぁ～
」
と聞いてみたところ・・・
やはり
美人が落としやすいと言う
「それって なんでなんでしょうね～」
としつこく聞く山崎さんに
スカウトレディはこう分析した
「やっぱり 美人は自分で美人であるという意識があって
それなりに自信があるんですよ～
だから
すごい魅力的で驚いたとか言うと
まんざらでもないから
話を聞いてくれるんですよ～
」と教えてくれた
スカウトレディのとどめの言葉は
「お金
」だという
わざと 持ち物を高級ブランドにしてみて
「こんなんは簡単に買えるよ
」
で出演交渉にオッケーがでるそうです
人間の根底には
やはり「お金」という物の
重みというか・・・
ないよりはあった方がいいと
世界共通で思うものなんでは
ないでしょうか
結婚詐欺の手口と
アダルトビデオのスカウトは
人間の希望というのか
欲望と
いったらいいのかわかりませんが
何か接点があるような
気がするエンジェル山崎です
さて話が脱線しましたが
夜景の綺麗なレストランで
キャンドルの炎が
ムーディにきらめくディナーの時
金持ち風バツ３チョイデブおっさんが
「運命だ
」とほざいた後の言葉が
なんと
「結婚しよう」だった
これには
さすがのエンジェル山崎も
ひっくり返った
「ありえへ～ん」と騒いだワタシに
A子さんは笑顔で話し続けました
「そしてね・・・今日ホテルに部屋をとっているから
もし少しでもその気があるなら一緒にいてほしいっていわれたんです
」
と・・・少し恥ずかしそうにワタシに言った
でかいデブのわりに敏速な動きをするやっちゃ
舌打ちしたように心で呟いた山崎さんは
続けて聞いた
「それで その晩はどうされたんですか」
A子さんははにかんで笑った・・・
続きは明日
パート５を読む