朝ごはんの時間は不規則で、普通の人の深夜という時間に食べます。

 

数日前、それが3時過ぎでした。

 

おかずと白米、梅干しも一緒の食べようとして取り出しました。

 

食事を始めて梅干しを食べていた時のことです。

 

ついうっかり、梅干しを下に落としてしまいました。

 

こういう時の常で、ルーカスが食べ物に反応して物凄い勢いで走ってきます。

 

この時も走ってきたのですが、そんなにすっぱいものは食べられないだろうと油断していました。

 

ところが、案に相違してルーカスが梅干しを食べてしまいました。

 

パニックに陥りました。

 

すぐにネットで検索すると、梅干しは猫に与えても常用しなければそれほど害がないという記事が多かったので、一安心しました。

 

朝ごはんを食べてから少し寝るのですが、6時半ぐらいに起きてからやっぱり気になりました。

 

そして、またネットで検索してみました。

 

すると、梅干しの種の誤飲が腸閉塞などを起こす原因になると。

 

梅干しの、種…!

 

思ってもみませんでした。またパニックになりました。

 

救急で病院に行こうか悩んだのですが、本人はケロリとして元気そうにしています。

 

9時に動物病院が開くのを待って連絡することにしました。

 

かかりつけ医に電話すると、現時点では胃に留まっているけれど、腸に移動すると状態が急に悪化すると言われました。

 

しかも、その病院は施設がないので、他の病院を当たってくれと言われました。

 

そんな…。動物病院のあてなどないのに…。

 

もはや半狂乱になりました。

 

ああ、どうか梅干しの種が胃の中で留まってくれますように。

 

いつもルーカスを病院に連れていく時のタクシーでよく聞く名前の病院に電話してみました。

 

すると、そこは設備があるので内視鏡で手術、腸に移動している場合は開腹手術ということになりました。

 

ルーカスには6時頃にごはんを出していたのですが、時間が経っていないと胃の中に食料が残っている状態だと内視鏡で見られないとのことなので、数時間待たなければいけなくなりました。

 

12時ぐらいに病院からお迎えが来てくれることになったのですが、それまではハラハラして何も手につきませんでした。

 

12時になってもお迎えが来ません。

 

11時から12時ぐらいに来るということだったので、ルーカスをキャリーに入れておいたのですが、ガタガタと暴れ始めました。

 

電話が鳴り、少し遅くなるとのことでした。

 

それから10分もしない頃でしょうか、キャリーに入れたルーカスがゲロッゲロッと何かを吐き出しそうにしました。

 

急いでキャリーから出すと、たまにやるように何か吐き出したのですが、なんと、その中に梅干しの種があったのです…!

 

安堵のあまり全身から力が抜けました。

 

良かった…!

 

お世話になるはずだった動物病院に電話をして、種が出てきた旨を伝えました。

 

今回は本当に運が良かった。

 

もしかしたら開腹手術になっていたかもしれません。

 

腸閉塞で死に至った可能性もあります。

 

ルーカスの命を危険に晒してしまいました。

 

長いこと猫を飼ってきましたが、誤飲ということに思い至ったことがありませんでした。

 

本当に気をつけなければいけないと思いました。