22日からは獣医師国家試験が始まる。
俺の大学の後輩たちも受験するから頑張ってほしい。この何ヶ月かきちんと準備してきただろうから(たぶん)。
俺の国家試験受験は一年前のこと。
当時は3月あたまに開催されていた。
受験地は福岡・東京・北海道の3ヶ所のみで、各大学の場所によってどこか近いところに振り分けられる。福岡は大阪の大学の人が来たりするので、かなり広いエリアをカバーしている。
俺は福岡での受験だった。
一般的な獣医の学生は6年生の12月の頭に卒論発表会なので、そこまでは卒論の準備に追われて勉強する時間がないので、終わってから勉強することになる。大体準備期間は3ヶ月くらいかな。獣医師国家試験に出る分野は20以上あって、今は専門も細分化してるので昔より出題範囲が広くなったし難しい問題も多々出てる。
中には企業や公務員を受験した人とかは就職試験のときにそこそこ勉強してる人もいるので、ある程度出来上がっている人もいる(まあ獣医の公務員試験は事務職とかと比べたら倍率的に簡単なので勉強しなくても合格してしまう人も多い。人も足りてないので人数次第だけど、全員合格させることもある)。
当時、やはり自分も12月あたまから勉強を開始したが、就職試験を受験していたのでそこで出そうな分野(繁殖・伝染病・公衆衛生・家畜衛生・大動物臨床)や専門の病理に関しては勉強してたので、他の人よりは少しスタートダッシュを切ってる状態だった。大体、国家試験部屋といわれるところで朝の8時から夜の12時まで多くの人が勉強する中、朝こそ8時に来るが、5時とか7時とか、遅くても9時には家に帰っていた。
人間の集中力って限界あるしね・・・。余裕みたいにみんなに見られてたけど、全然そんなことなくて、殺伐とか焦燥の雰囲気の中で勉強したくなかったので、やると決めたことだけやったらきっちり帰ってリフレッシュして翌日に備えたほうがいいと思ってた。結局、一日だけ頑張っても仕方ないし、継続することが大事だから。
それと読者の人なら分かるかも知れなけど、こういう試験のときに友達と一緒に勉強するのは苦手なので・・・。自分は自分、と割り切ってたよ。まあ情報交換とか適度に友人と話すことは大事だから最低限にはしてたよ。
まあそういうことでコードブルーとかドラマ見たり、漫画読んだり音楽聴いたり家ではいつも通りのほほんと過ごしてました(笑)。
国家試験の勉強がつらくてとかじゃないんだけど、プライベートで心を折られることがあって当時は病んでたのでつらかった・・・。抗不安剤がないと夜も眠れないときがあった。変に力んで体調崩すこともあって勉強以外のほうがきつかったな・・・。
大体、年間に1000人の新人獣医師が国家試験の合格を勝ち取り誕生する。まあ9割の人は落ちない試験だけど、これまで勉強してきた人はきちんと合格できるので、やってきたことを出し切って夢を叶えてほしいなと思う。落とすために試験じゃないからね(だったらあまり変な問題出さないでほしいとは思うけど 笑)。
まあ合格した後の方が圧倒的に国家試験の勉強なんかより大変なんだけどね(笑)。