12月3日に、ふくふくプラザホールであった「togatherland〜ともに生きようクリスマスコンサート」無事終了しました。

たくさんの方に来ていただきました。ありがとうございます。

今回のコンサートは、障がいがある人もない人も、一緒に生きていこうという思いを胸に集まった人たちが、中心になって活動している団体のコンサート企画です。

自分自身が、当事者であったり、自分の子どもや親が障がいを持っていたりするなら、その毎日は、とても大変なものでしょう。
その大変さが、少しずつ軽くなっていくのは、障がいというものと向き合って、それを受け入れていけるようになってからでしょう。
 

イタリアは、もう数十年前に、障がい者施設を廃止しました。
そして、すべての人が、街や学校や公共施設で、出会えるようにしました。
そうやって、ともに生きてく本当の社会づくりを始めたわけです。
国としての、文化や芸術の深さを感じますね。

障がいがある子をつれて、コンサートにいくのは、騒いだりしたら
どうしようと思うし、難しい。
そんなことを気にせず、大人も子どもも楽しめるコンサートに行ってみたい。
こんな思いを、している方は、たくさんいると思います。
そんな人にこそ、私たちは、コンサートに来てほしいと思います。

今回のコンサートは、クリスマスソングを楽しむ時間があったり、歌と一緒に
手話で思いを伝える曲があったり、ソロの演奏があったりと、バラエティに富んでいました。
そして、お母さんと一緒にうたった hanaちゃんの最年少でのステージ参加もあって、幸せな気持ちになりました。
 



コンサートは、「魂の癒しの学校」のヴォイスヒーリングのクラスの発表の場にもなっています。
生徒さんたちが、それぞれのクラスで歌を練習して、ステージにあがり、素晴らしい歌声を聞かせてくれました。
特別な呼吸と発声で、自分の軸をしっかりと保ち、自分自身を響かせて、空間と共振共鳴していくという授業をやっています。
とても、いい声で歌えるようになってきました。
最近は、半年に一回のステージのための曲を練習するという授業になっていましたが、これからは、コンサートと授業を切り離して、ただ、声を出す喜こびを感じたり、自分の中心をしっかりと意識して、自分自身に還っていくための、自分自身を表現するための授業にしていきたいと思います。
コンサートは、続いていくと思うので、ヴォイスヒーリングのクラスを卒業した人たちのためのコーラスをつくりたいな〜と思っています。

私自身は、失敗もあったけど、また、ひとつ自分の世界を広げることができたかなと思っています。
コンサートで歌うとき、なぜ、この歌をうたうのかと考えるのですが、その中に、1曲は、心から泣ける歌をうたいたいと、最近は思っています。
それは、例えば、今回のコンサートだったら、障がいを持った家族と生きて行く中で、また当事者として生きてく中で、泣くことを我慢したり、本当の意味で泣けてなかったりすると思うからです。

感動して泣くこともあっていい、でも抑えていた思いを開放して泣くこともあっていいと思います。
私自身は、もう随分自分自身が癒やされているので、選曲も、幸せな歌を歌うことが多くなってきましたが、まだまだ渦中にある人がいたり、苦しいことが思い出になっている人もいるとしたら、悲しみを歌うことが、聴く人の心に共鳴したりすることもあると思います。
音楽は、その時々の、喜怒哀楽の気持ちを表したもの、伝えたいことを音として表現したものです。
生きていく中で、いろんな思いがあって、それを歌で伝えられたらといつも思っています。

今回、はじめて歌った歌があって、ミュージカル「ロダンとカミーユ」の中の最後のシーンで歌われる「GOLD」という歌です。
苦しい人生であっても、一つの光「GOLD」に触れることができるのという歌です。
この歌、障がいを受け入れて、苦しみながら、でもその中で、ひとつの光の触れることができるという思いと、歌とが、ぴったりすぎて、歌に入り込みすぎて、本番では、涙を流しながら歌ったはじめての歌でした。

そして、この曲を歌うには、ピアニスト木下順子さんのピアノなくしては、表現できませんでした。心から感謝しています。
私が歌いたい曲を、私と順子の二人の曲にしていくには、彼女のアレンジなくしては、実現できないのです。
お互いに音楽をつくっていく作業は、とても大切で、それができるということは、本当に幸せなことだな〜と、今回も実感しました。

コンサートで、この「GOLD」がとてもよかったと、みなさんに言っていただいたので、もっと歌い込んで、自分の歌にしていきたいと思います。
でも、熱唱タイプの歌なので、とても体力を使うのですw
そのために、なんとか、体力もつけていきたいと思います。
最後にGOLDの歌詞をみなさんにもお伝えしたいと思います。

コンサートに起こしくださったみなさん、そしてステージに上がって一緒に歌ったみなさん、本当にありがとうございました!

 

「GOLD」

問いかけたままで 旅は終わる
進むべき道を 歩めたのか?
戦い続けた 夢のために
その傷痕は 痛むけれど

胸を張り誓う
後悔はないと

囁きでも声は
空に届き
月に導かれた 私の手が
触れたのよ 黄金(ゴールド)

 

思えば嵐の ような日々を
駆け抜けてきたわ 盲目のまま

もう休みなさい
私の過去たち

やがて朝になれば
光が射す
生まれたての未来 抱き寄せれば
涙さえ輝く 黄金(ゴールド)

すべてが 眩しく
歓びがある・・・

囁きでも声は
空に届き
月に導かれた 人生は
夢の彼方で 触れたのよ 黄金(ゴールド)
・・・涙さえも輝く 黄金(ゴールド)