今朝.....

会社へ行く道すがら、

チャリをこぎながら気付いてしまった。





やっぱりあれも、

ハグ効果......









こないだ、


長男がちょうど3階建ての高さから落ちたって書いた。

長男は、

私に言った。


「ちょー、聞いてや。デジャブやってん」










てっきり全てを2回経験したんだと思ってた。




落ちるとこから

落ちてから感じる痛みまで、

全部.....






でも、

違ってた。





足場のロープを掴もうとしたところで
足が滑って落ちていった.....


その、

ロープを掴み損なった瞬間に

デジャブって気づいたんだそうだ。


「えっ!?????  今!????」



そー思ったそうだ。










ロープを掴み損なって



落ちていく瞬間は記憶にあったが、


そのあとは夢の中でもわからなかったらしい。



だって本人は、


「肉の塊になるんかな.....」

「オレ、ここで死ぬんかも.....」




落ちながら、


そう感じてたそうだ。













思い出してゾッとした。





そこまでのシナリオは、
あの時、

決まっていなかった....ってことだ。



いったいどっちに転ぶかは、

死神が知っていたってこと.....





そんなところだったんだろうか.....










でも、

尻餅をつく格好で着地した彼は、


全身打撲だけで済んだ。






本当に奇跡.....





落ち方が悪ければ、

どこかの骨が砕けていた。






落ち方が悪ければ、

即死か植物人間だった。







落ち方が悪ければ、

下半身麻痺で一生車椅子.....








そんな未来も待っていたはずだ。






でも、


落ちた先のことは、

決められていなかった......

まだ.......












私はハグをしていた。




その日の朝も、

眠いね、おはよう
頑張って仕事行こーね

愛してるよ






そう言って自分をハグしてた。






おっきなマイナスの塊が溶けて、

身も心も軽くなっていたあの日、



何か違和感を感じつつ、

雲の上を歩いているような気分で

ハグの温かみに酔いしれていた。






息子の命が消えるなんて、

あり得ないことだ。



私自身を真の意味で愛し始めた私は、

息子も
息子の人生さえも深く愛していると気づいたところだった。







偶然......







そう言ってしまえばそれまでだ。







でも、



このタイミングで起きる偶然。



しかもそのシナリオはまだ全て決まってはいなかった。





私がハグを必死にするようになっていなかったら、


私が自分を愛することの素晴らしさに気づいていなかったら、


その度合いに応じて、


長男の怪我も、

違うものになっていたかもしれない.....






私が今まで通り、



なんで自分ばっかり
こんなかわいそうなめに遭わなきゃならないんだ。



って思っていたら、


きっと



命を取り留めていても、

息子は後遺症で満足に働けず、

私はもっと働いてお金を作ることに縛られ、

悲壮な人生を歩むことになっただろう。



まさに私の心が描く可哀想な目に......








心の向きの、

ほんの1ミリにも満たない角度の違いだけで


思いもよらないことがやってくる。



心の形に沿って.....だ。


しかも、


寸分たがわず.....なのだ。







でも、

ハグで助けられた。








こんなことってあるんだ......















長男のことがあって、

元の旦那への深い憎しみに気付かされ、



毎日本当にせっせとハグをしたおかげか、




どす黒く、
鉛のように重かった憎しみも溶けていった。



綺麗なガーネットのような結晶になって、


今は淡い色へと変化をし、


私を温めてくれている。


そしてますます

ハグの心地よさを感じる毎日。






だからこそ、


ハグが穴を塞いでくれて、

彼を打撲だけで終わらせてくれたと


形にして感じ取ることもできるんだ。











もう、




幸せになる道しか残されていない。





ハグ......





実は密かに大興奮している......


凄すぎる