三連休。

ちょっとほっとする感じ。

金曜日には次男も戻り、

思いがけずバイトもお休みになって、

家族揃ってのたこ焼きディナー

幸せなひと時





と.......

ふと気づくと、

次男の息遣いがヒューヒュー言っている.....?


「あれ?」








土曜の朝、

やたらヒューヒューがひどい。

本人に聞くと、

薬も吸引もしたという。

春「でも効かへん」



?????.......おかしいなあ....




ふとそー感じて、

でも、

学校にはまだ吸引あるっていうし、

保険証は学校だし、

病院へ行くのはやめておいた。


その判断が誤っていたのか、

あるいはそこで病院に行ってても、

結果同じだったのか.....







日曜日、

土曜の夜中からあまり寝付けず、

でも朝から意識がはっきりして起きてきた。

でも息は苦しそう.....


ふと思い出して、

ハグをした。



愛してるよって、

声に出して言いながら.....


大切な人をマッサージで元気付けた時みたいに、

もっと大きなところから流れ込む愛を彼に送る.....





すると、

ふと彼の体の力が抜け、

軽くなるのがわかる。


すこーし息が楽になったみたい。




で、

気付いた.....。







私「学校でなんかあった?」

春「うん.....」

( 珍しく素直に反応)

私「何があったの???」

春「ちょっとさ、3年生にずっとからかわれるからさ.....」

私「そか.....」







夜中の12:30

バイトから戻ったら、

ゲームをしながら一人起きていた。


明日は生野へ帰る日。

( あ.........  帰れるのかな?)






またからかわれる1週間が始まる。

生野へ帰れるのがやっぱり楽しみで元気になるか、

嫌な思いをすることを苦に症状がひどくなるか.....

いやでも帰らなきゃだ....
と、無理するか.....





私「明日、帰れるか?」
     「無理、しなくていいよ。1週間お休みしちゃえば? 調子どーなるかわかんないし.....」

春「うん、明日帰れるか決める。」






その夜、

私を追いかけるようにお布団の部屋へ来た。

寝ようとするが、

苦しくて眠れない。

もう、

相当に血中の酸素濃度は落ちているはず。

しばらくハグハグしてあげてた。

その間はまだ楽だったようだが、

私に
「寝ていいよ」

って言ってくれた。

寒かったから、
お言葉に甘えて布団に入る。

が、

彼はなんとか息をしながら休もうとしている。

気道を確保するために声を出すが、

だんだんうなされるかのように

夢の中のことを叫び始めた。


........ん? 何かおかしいな.....



朝になり始めて、

春「頭が痛い!!」


(あ、こりゃダメだ.....)

私「救急車呼ぶから」









学校に戻って頑張る気力はなかったらしい。

それより私の元で、

ちょいと心を休めたいらしい。

私「嫌だって言った?」

春「え?...うん」

私「Qちゃんには? 話したの?」

春「うん...... 
 ...........でも、何もしてくれない」









病院で、

通常血中の二酸化炭素濃度は40前後

だが、

春は61


センセ「こんな症状の喘息の発作は、
     久しぶりに見ました。はっきり言って、僕もビビってます。  正直ヤバいです。



....... と、
この後の治療の流れを話してくれた。



いいから出来ることしてやって。

症状的にヤバことは、

母親の私が一番よくわかってる.....







病院って不思議だ。

治療の最中、

レントゲンを撮った。

ナース及び技師
「お母さん、放射能が出ますから離れててください。もっと....」





?????

おかしかないですか?

避けろというほどのものを、

あんなまだ私より小さな体に浴びせるの????

彼だけに浴びさせるなんてできないよ...



と、
できる限り近くに寄った。


君一人で背負わせない。
なにひとつ........










病室に入り、
本格的に呼吸を確保する治療が始まった。

が、
私は待合で待たされたっきり、まだ呼ばれない。

どんな状況なんだか.....?

ただ彼の生命力と、

生きることへの貪欲さを信じるしかない。













救急車乗車の経験は3度目

1回は自分の

2回目は三男の高熱で、

で、今回。

車のない状況で、

駅から近くないところに病院ってあるよね。

三男の時は元の旦那も一緒で、

しんどかったなあ。

でも今回は私一人。

彼の命の全責任を負っている。

全然安心感あって楽。

いろんな想いと状況で、

同じような経験から、

全く違うことを学ばせてもらえる。

面白い...











病室に入る前の治療室で吸引をしている時、

二酸化炭素過多で意識が遠のくのを、

声をかけて遮り、

深呼吸を促した。


私「頑張らないと、あの子に二度と会えなくなるよ。会いたいでしょ?  ママ、春の 携帯持ってきたから、元気になってあの子にLINEしなきゃ、今病院って...」

春「うん」




こんな時にも彼の心の支えになってくれる。

人って、

すごいね。


そんな存在がいること、

ありがたいね。



感謝です......






さてっと.....

Qちゃんに電話して、

保健証送ってって頼まなきゃ。

それに今回の一件.....

息子が
「でも、何にもしてくれなかった」

と言っているということは、

Qちゃんとの信頼関係に、

失望してなきゃいいんだけど.....


こんな出し方してきちゃったからね.....




しばらく入院、
しばらく生野の事も忘れて......



ママが守ってあげる......