うちの子が通っていた幼稚園は、子供はもちろんだけど
親も仲良くすることを推奨している幼稚園だった。
入園式の時、園長先生から
送迎の時に保護者同士で仲良く交流することを推奨します、
とお話があったくらい。
そのお話通り、通い始めると
年中、年長さんを送ってくる保護者はあちこちで
グループを作ってずっと立ち話をしている。
お迎えの時も、ずっと立ち話をしている。
年少さんはどうかと言うと、
上の子繋がりで、年中さん、年長さんの保護者と
既に顔見知りの方が多く、やっぱり立ち話をしている。
うちのように初めての子、初めての幼稚園通いの保護者は
最初こそ戸惑ったものの、「送迎の時に話すのが義務」みたいな
感じになってきて、やっぱり立ち話をするようになった。
うちは8時45分に登園していたけど、
立ち話をして家に帰る頃には11時を過ぎることがざらだった。
朝食の片付けも、洗濯も掃除も手付かずで
そのうちにずっと残してきた家事が気になるようになった。
他の方はどうなんだろうと思ったけど
それを聞けるほどの関係はまだなかったし、
何よりも孤立するのが怖かったので、黙ってそれに従ってた。
入園してしばらくした頃、初めての行事が開催された。
親子遠足。
その遠足の数日前に、PTAからのお知らせが入っていた。
もうすぐ親子遠足ですね、園では縦割り保育も実施しているし
これを機会に年中さん、年長さんのお母様方とも親しくなりましょう、
うちの園ではお互いニックネームで呼び合うことを推奨しています、
この親子遠足をきっかけに、ぜひニックネーム呼びに慣れて下さい、
みたいな内容で、ただただ驚いた。
そして、年少、年中、年長さんの保護者の名前がすべてプリントされ、
かつ、年中さん、年長さんの保護者の名前の横には
かっこつきでニックネームが書かれていた。
ニックネーム!?
翌日、園で年中さん、年長さん、年少でも上の子繋がりで
既に顔見知りがいるお母さんの話しをそれとなくチェックしてみた。
やっぱり、みんなニックネーム呼びだった。
子供が生まれて母親になり、子供繋がりで知り合った
いわゆる「ママ友」の人とは、お互いを
「◯◯君ママ」「△△ちゃんママ」と呼ぶことが増えたけど、
この園で言う「ニックネーム」とはこの呼び方ではない。
まさに、ニックネーム。
ゆきこさんならば「ゆきりん」
あきこさんなら「あっきーな」
みちこさんなら「みっちー」
その日だったかな、夜の恒例ライントークで
年少さんのお母さん方のニックネーム会議のようなものが開かれた。
既に上の子をこの園で卒園させた経験のあるお母さんが
仕切ってくれて、どんどんニックネームをつけていく。
ちなみに、私は「まい」のようんな2文字の名前で
つけられたニックネームは「まいまい」。
ニックネームが決まった後は、
それまで「◯◯君ママ」「△△ちゃんママ」から
一斉に呼び方が変わった。
子供だけでなく、親も仲良くする幼稚園。
親子仲良し幼稚園。
園自体も保護者が仲良くすることを推奨していて、
立ち話どんどんして下さい、という姿勢。
4月の入園からまだ1ヶ月もたってなかったけど
私の中では、園選びを間違ったのかなと初めて思った時だった。
