生前、主人が私にこんなカミングアウトをしてきました
『20歳の頃に脅迫性障害になって入院し、森田療法を受けた…
(脅迫性障害?)
(森田療法?)
(訳が解らぬまま話しは続き…)
ある日、自分なりの攻略法がわかってからは、なりそうになっても治せてたんだけど…
今回だけは治す事が出来なくて、おまけに鬱も併発してしまい…
そのことを○○ちゃん(私)には話しておこうと思って…』
…結婚して、たしか5年目の頃でした。
当時、お店(カフェ)をはじめたばかりだった私は深くは考えず…ふ~んそんな障害もあるんだなぁって感じでした。
私がはじめたお店は全く起動に乗るコトも無く…赤字だらけ借金だらけの中、2年足らずで閉店しました
その間にも主人の状態が酷くなり、おまけにそこへアル中も加わりました
専業主婦に戻った私は、心療内科へ一緒に通ったり
毎晩同じ話しを何度も聞いたり
毎朝近所のドトールで無言の主人に付き合ったりしていました(嫌々しょうがなくだけどね^_^;)
元々主人は毎朝夕と、一人でドトールへ通っていたので、ドトールのおじさん(オーナーさん)とは、スッカリ仲良しになっていました
ところが、次第にそのおじさんが店には顔を出さなくなり、出て来ても具合が悪そうで人相もスッカリ変わってしまっていました
ある日、おじさんが亡くなったと聞き、主人はお通夜へ行きました
詳しい死因は聞けませんでしたが、死因のひとつはアルコール中毒だったと風の噂で聞きました
私が朝のドトールに付き合いはじめてしばらくした頃、主人はこんなコトを言いました…
『○○ちゃん(私)が一緒に駅まで来てくれて、毎朝見送ってくれるから、なんとか毎日会社に行けるんだ…
ありがとね。
でも、本当は毎日毎日死にたい…
Uちゃんがいなくて○○ちゃんだけだったら今頃死んでると思う…
○○ちゃんなら一人でも生きていけるけど…(ど~ゆ~意味じゃい(-.-;)y-~~~)
Uちゃんがもし将来、脅迫性障害になったら…(この考え方が脅迫性障害の特徴ですね~^_^;)
わかってあげられるのは自分しかいないから…
だから死ねない…』と…
私は主人が、そんなギリギリ状態だったとは、思いもしませんでした…
確かに考えてみれば、夜は薬でなんとか寝られても、毎晩大汗をかき悪夢で飛び起きたり…
怒らない優しい人だったのが大声で怒鳴ったり、物や壁に向かって暴れたり…
休日の昼間にマンションのエントランスで缶ビールを飲んでいたり…
飲んだお酒にすっかりのまれてしまっていたり…
それでも、私以外の人には普通に接することが出来ていたので…(周りは氣づいてはいませんでした…それとも氣づいてないフリをしていたのかな?)
今思えば毎日よく仕事へ行けていたなぁっと…
真面目だからでしょうが…
だから病気になってしまったのでしょうね…
それからは、特に用事は無くてもたまに一緒に電車に乗ったりもしていました。(飛び込み防止ってわけでは無いのですが…本人が喜んでくれてたのでね^_^;)
今日、こんな昔の話しを書いたのは…
担任の先生の一人が離職されてしまったからです。
二学期制のUちゃんの学校は、今日が終業式で、そこで最後の挨拶をすると…
その先生はUちゃんが一年生の時からの担任です。
主人が亡くなった時には、お通夜と告別式の両方に参列していただきました。(主人は自殺では無いですよ~^_^;くも膜下出血です。)
先生は去年から長期の病気休養中で、『詳しくは個人情報なので…』と、学校側は教えてくれませんでした。
ただ、私達(保護者)は鬱になられたのだと思いました。
なられた理由も大体見当がついています。
はじめて会った時の先生は、若く真面目でサッカーが得意な元気なお兄さんでした…
Uちゃんも私も大好きな先生です
あるコトがきっかけで、先生から元気と笑顔と会話が消えていきました…
あれっ?おかしいな~?大丈夫かな?って感じた頃には、すでにお休みに入ってしまっていました…
2カ月して復帰してはきましたが、スグに又お休みに…
そして又、夏休み明けから復帰のはずが…今回は離職…
もっと早く氣づいてあげられたら…とか、あの時こうしていれば…とか、最近までどうしても『たら…れば…』が、頭をよぎっていました…
今朝、Uちゃんを学校へ送る時、空には幻日が観えました…
教室へ送り届け、靴箱の所で偶然先生と最後に逢う事が出来ました
呼び止めて挨拶をして…
でもなかなか次の言葉が出てきません…
ようやく『昨日、(辞めること)聞きました…』と伝えると…
先生は『今日、みんなの前で挨拶させて頂きます…』と…
それ以上の会話は辛いかな?と思ったのと、これ以上話すと私が泣いちゃいそうだったので、笑顔でぺこりとしてお別れしました
自転車に乗った途端に我慢していた涙が溢れてきました…・°・(ノД`)・°・
クラスの子供からの話しでは、髪が伸びて先生変わってたよ!って聞いていました…
今日その髪はスッキリと切られていて、頬はげっそりと痩せていて…
別の意味で変わってしまっていまし
た
この1年半の間、苦しんだのがよくわかりました
本当に辛かったんだろうな~と…
だけど、今はまだわからないかもしれないけど、きっと全て意味のあるコトで…
大変だけど自分で氣づくコトが大事で…
大変な分、これからの人生が大きく変化する…
そのコトを知る為に自分で生まれる前に設定してきたのでは?
と、今の私は思っています。
生きてさえいれば、必ずいつか治ります。
たとえ時間がかかったとしても、それだけの時間が必要なのだと…
そしてその決めてきたコトに自分で氣づけたら…
ぱあっと道が開き…
その先にはきっとワクワク素敵な未来が待っているから…
絶対大丈夫です!
前を見て歩いていれば道沿いには綺麗な花が沢山咲いています…
立ち止まってその花をよくみれば花にはチョウが止まっています…
チョウは花の蜜を沢山吸って栄養をつけ、足には花粉も沢山ついています…
そのチョウが今度は空へと飛んでいきます…
次の花を見つけたチョウが花にとまると、足についていた花粉が受粉し種になり、又、新しい花が育ちます…
一方チョウも又、葉っぱに卵を産みつけ、かえった幼虫が葉を食べて成長します…
氣にしないとわかりませんが…
みえていない世界が、ちゃんとそこにはあるんです…
フォーカスをかえるだけで、みえなかったものがみえてくるんです…
そして空を見上げてみると…青い空には白い雲や鳥がいて…
夜になると綺麗な月や星たちが…
昨日までみえていなかった世界が、たちまちみえてくるんです…
フォーカスするだけで、だれでもみえたり感じたりできるんです…
私はUちゃんをお迎えに行き、帰り道に空を見上げたら、朝のように又、幻日をみることが出来ました
太陽の上には、薄っすらと日暈もあり…
またその少し上には、環天頂アークまで…
フォーカスすれば虹のオンパレードに出会えましたよ~
今は長い人生のまだ途中、ゆっくり空でも見上げてみませんか?
ずっと前に先生のめがねを壊しちゃったUちゃん
何も無かったかのように、新しいめがねに買い替えた先生にポチッとお願いします(#^.^#)↑↑↑