本当にあの日死のうと思った
手首を切れない自分が嫌で
死のうと思った
でも手首を切る勇気もないのに
死ぬなんて簡単なことじゃなかったね
私には忘れられない人がいる
その人は私を好きだと言ってくれた
いつも自信がない私は
なんで好きになってくれたの?と尋ねてしまう
その人は
「美しいと思えるものが一緒だったから」
と答えたんだ
いつまでもずっと景色を共有していけたら
すごいよかったんだろうなと思う
彼の声はもう忘れてしまったのに
自然と彼に言われた言葉は自分に刻みこんだように
覚えていた
あんなにボロボロにして捨てたくせに
でもきっと忘れられないのは
ボロボロにされたからだったんだ
それほど好きだったとかじゃない
例えるとするなら
小学生の時のいじめみたいなもの
した側は覚えてないけど
された側は一生覚えてる
きっと人生なんてそんなものだよ
冒頭で書いたあの時死ねばよかったは
死んでいればこんな思いせずに済んだのになあと
いつも思う
あの人と歩いた場所や行った場所
全てに思い出が詰まっていて
今自分が住んでる家にも
あの人の残り香があって
空気はいつも薄いように感じる
あの人が自分の元を去ってから
1人では眠れないくらい
全てを思い出にできる気がしないな
覚えておきたくなる
あの人が言った
「自分より下のひとを見ると安心する」
きっと誰だってそうだ
自分は幸せって思いたかった
思い出の曲は2曲
自分の中であげるのであれば
「全て思い出にできるほど強くはなれず切なくなる」
と
「忘れられないなんて嘘だよ」
という歌詞がある
対局している歌詞だけど
大切にしたかった全てが詰まっている
あの時責めなければ
あの時優しくしてあげれば
あの時話をもっと聞いてあげれば
あの時もっと楽しんでいたら
そう思ってもきっと遅い
どうか君が幸せでありますように