死産した日の病院に行ってからの話です。




ほんの1週間前に病院の産科がある2階に初めて見学に行った…(切迫早産で安静指示が出ていたので病院の見学や母親学級に参加出来ておらず、1週間前に特別に病室などを検診の時に見学させてもっていた)

朝7時半頃に到着して行った2階はまだ薄暗い
ベッドに寝ると看護師さんが心音を探してくれる…
「…」
「赤ちゃん逆子ちゃんかなぁ?もっと下かな〜?」

私はわかっていた…止まってるって。

「先生にエコーで診てもおっか〜?その方が早いね◡̈⃝」

そう言われ内診室に移動する。ベッドからサッと起きて移動しようとすると看護師さんは
「ゆっくりでいいよー!お腹大きいんだから◡̈⃝」そう優しく言ってくれた…
でも、私は心の中で「もうダメなんやもん…お腹労って守って…ゆっくり動いても赤ちゃん死んじゃってる…」そう思っていた



ドクターが来た。エコー開始
こちら側の画面の電源が切れている…看護師さんが電源を探す…なかなかつかない…
その間、ドクターは無言

私は心臓が動いていれば「大丈夫ですよー」って言われるはず…ドクターが何も言わないのはやっぱりダメなんだ…そう冷静に考えてた


映し出された動画…何回も見てきたエコー画面
すぐに心臓が動いてない事は私にもわかった…

ドクター「ここが心臓なんですが、残念ですが止まってますねぇ…」

看護師さんが肩と頭を撫でてくれた…
「なんで…」としか言えなかった…

まだ涙は出ない…理解できない…わかってはいたが受け入れられない

「ちょっと出血したのでナプキンお渡しします」そう言われて椅子から降りる


ここからドラマか夢でも見てるような…目に映る全てが現実じゃなく感じた。何を言われてもお芝居のセリフを聞いてるような…自分に言われてる気がしなかった

診察室を出て夫の待つ部屋へ移動する


ドクターが先に事情を説明していたようで大泣きする夫が強く抱きしめてくれた

2人で抱き合った…声を出して泣く夫…それでも私は涙が出ない…震えるだけ…


そのあとしばらく2人で病室で過ごした


この後、誘発剤を投与して出産すること、今のところ原因は不明だが調べるには解剖をしないといけないことなど、説明を受け分娩ようの服を渡された

ハイ。ハイ。と淡々と説明を受ける私…未だに人ごとのようで取り乱すこともなく過ごす

ふわふわして現実じゃないみたい
大泣きする夫と手を握り説明を聞く。夫が心配で仕方ない…なぜだろう


涙は出たけど、これから娘を産んであげないと‼︎そう思うとこの時は強くいることができた


よく覚えてないけど色々検査をされたかな…この辺の記憶がない…