ノリを許したけど、信じた訳じゃなかった。


「信じられない。」


って事は、やっぱり自分を守る行為なのかな?


アタシは、傷つくのが怖かった。


また、裏切られて悲しい思いをしたくなかった。


傷つかない為に・・。

自分を守るために・・。


「信じる事。」が出来なかった。





だから、次の浮気もすぐにわかった。


「また、浮気するんじゃないか?」

「また、嘘つくんじゃないか?」

「今度裏切られたら、アタシはどーなる?」


そんな事ばかり考えていたから・・。





その頃もちょっとおかしかったのかも知れない。

アタシの精神状態。


今思えば、同じ境遇の人・・。

もっと大変な人・・。

たくさんいたんだろうけど、情報がなかったから・・。


人に話せば「普通のダンナの浮気。」に過ぎないのかも知れない。


ただ、回りに同じ思いの人は、いなかった。




その頃、出始めの『ブログ』を作ってみた。

続かなかったけど・・。


『負け犬』に負けた女たち

でも、最後に笑うのは妻ですからー。

(その頃のブログです。

 そんな気持ちとは反対に、変なハイテンションだった。)


  ***あの頃、コメントをしてくださった方々、ありがとうございました。

    その後、いかがですか?

   お幸せですか?

   素敵な人生を送られていることを、お祈りしております。***

  

 



---『負け犬』に負けた女たち---

の結末は、結局「自分」に負けてしまった。


戦う土俵から、自ら落ちて行った。


ノリに愛情を感じない。

何しても、変わらない。


人を変えようと思っても、変わることはない。

自分を変えなければ。


相手を、受け入れる事・認める事。


わかっている。


でもね。

それには、『愛』が必要だって事を知った。



ノリに、拘らないように他所に目を向けるしかなかった。

でも・・。

かまって欲しかった・・。









その頃のアタシは、派遣社員として、

大企業の事務職をしていた。

4年。


ずっとこのままでいいのか?

楽しくない。


ちょうどそんなことを考えていた頃、

友達から2週間だけなんだけど、

手伝ってもらえないか?

と、お祭り騒ぎの様なお仕事の話が来た。


派遣の仕事も辞めようと思っていたので、

すぐにお友達の所に行くことに決めた。



手続きやら引継ぎやらの、その間、3週間。

「2週間だけの仕事」の事を考えると、

すごい胸騒ぎがする。

今でも思い出すくらい。



なんだろ?

何の予感?

アタシが、少しでも予知能力なんて物があったら

もう少しわかったんだろうけど、

全く、ホントに全くわからないけど、

とにかく胸騒ぎがすごかった。


「いい事」なのか「悪い事」なのかもわからない。


悪いことだったら、どうしよう?

とも思ったけど、友達を断る事も出来ず

「とにかく、このドキドキに期待して!」

と、祈るしかない。






そして、2週間を終え最後の日に知り合った人と

縁があり、その会社に就職することになる。




後に、大変な事になんだけど・・。






もちろん毎日の様に

ノリを攻める生活をしていた訳じゃない。



とりあえずの「日常」は、過ぎて行く。


平日は、長女の朝練の為に早く起き、

洗濯やら、炊事やらの家事をこなし、

自分の支度をしてから、am7:30には家を出る。


近くに勤めてるノリは、その頃に起きてきて

自分の支度をして、次男の幼稚園バスに送って行く。



どこかわだかまりがありながら、

どこか我慢をしながら、

それでも「がんばる」事しか出来ないアタシは

とりあえずがんばった。



「がんばる」

がんばるって言うのは、自分の為なんだろうか?


認めてもらいたい。褒めてもらいたい。


認めてもらったら、自分が嬉しいから?

褒めてもらったら、自分が嬉しいから?



「あなたの為にがんばる」

は、とても嘘っぽく聞こえるから、やっぱり自分の為?



人とがんばる所が違えば、認めてもらえないんだろうか?

と、思うことは、やっぱり褒めてもらいたいから、がんばっているのかな?




「がんばろ^^!」

は、大好きな言葉だったんだけど、

そんな事が言えなくなってきた頃・・。







アタシに、運命を変える転職の話が持ち上がる。





この頃は、モラルハラスメントなんて知らなかった。





だいぶたってから、知った言葉。


アタシが、のちに被害者になって初めて知った。




いろんな記事を見て、

「もしかして、アタシ加害者?」

って、鳥肌が立った。






本当に、ひどい人はいると思うし、

アタシは、本当の加害者でも被害者でもないのかも知れない。



でも。

ノリのイチイチに腹が立つ。






モラルハラスメント。


被害者の記事ばかりが目につくけど、

加害者の話がないように思う。



「加害者の気持ち」

「加害者になってしまう気持ち」



を、考えた事があるんだろうか?




「満たされない気持ち」

「こんなはずじゃ、なかった・・気持ち」




相手を思いやる気持ちさえあれば、

加害者になったり、被害者になったりしないと思う。



やっぱり。

「信頼」とか「愛」なのか?




「ひどい言葉」や「無視」なんて、やってる本人も辛いんだよ・・。


「無視」って言うのは、逆に意識してるって事にもなるんだと思う。




自分勝手、は十分承知だ。

結局、アタシはノリに甘えていたんだな。

「なんとかしてくれる。」

って、ずっと思っていたから。



そして、ずっと自己嫌悪。








満たされない気持ち。


思うように行かないもどかしさ。



「すべてノリのせいだ。」


と、思うと気が楽になる。




遅くなれば、玄関で待つ。


「携帯見せて!」と取り上げ、怪しければ壊す。


食器を投げる。


テーブルをひっくり返す。




それでもノリは、何も言わない。


それが、また腹が立つ。




「なぜ、何も言わないの?」


「なんで、怒らないの?」


「なんで、次の日『おはよう』って、言える?」



それでも、黙ってる。


悲しい顔をして。








「なんで、向かって来てくれない?」





やり方が違っていたのかも知れないけど。


アタシは、こーやってどんどんノリを追い詰めていたんだと思う。




かまって欲しかった・・・。