23年前の今日もいいお天気だった

世界も世の中も

気候も

自分自身を取り巻く世界も


23年前とは全く違う


もう3年以上

息子に会えていない

声も聞いていない


今日は髪を切りに来た

何か変わるかも

誰にも変えられない

「見た目8割」

息子が言っていた


相変わらず先の見えない毎日

息子が必然や奇跡を起こしてくれてると

そばに居てくれてると思いながら

鈍感な母ちゃんは

自分に都合の良い事ばかり

お願いしたり

呟いたり


23歳のYくんはプレゼント

何を欲しがったかなあ

ふと思った


まだ周りは

子供にお金がかかる

大変

と言うけど、

やってあげれる相手

させていただける相手が居るだけマシ

いつもそう思う


事故から3年以上経ってやっと

学ランや体操服を捨てようとまとめた翌週

事故になってしまいそのまま

捨てなくて良かったと

ゴミ袋に入れたままの色々を

洗濯して畳んであげようと

やっと思えた


綺麗好きだった息子

オシャレだった息子

洋楽が好きだった息子

全てにおいてこだわりと

譲らないセンスを貫いて


一瞬で全て奪われて

全て置いて行った


いない子の歳を数えて

いつもあの日を思い出して