3回目の命日の前日

息子の友人のボクシングの

新人王タイトル戦初戦だった


S君が直前くれた、LINEやお手紙に

息子との思い

初戦への思い

コレからへの思い

いつになく熱い内容だった


結果TKO勝ち🏆


息子がリング上空で

「S!いけいけ!」

と叫んで押していたような

Sはスイッチが入ったかのように

連打、連打


顔つきも体型も一段と絞られて

気迫が現れた一戦だった


勝負の世界に飛び込んだ以上、

24時間白星を重ねるための努力を続ける覚悟

朝 いつも息子に起こしてもらって

部屋まで迎えにきてもらって

待たせていた3年前とは違う

Yに今なら褒めてもらえる、

と言って笑った


翌日命日 当日


現場に花を手向けに来てくれた息子の友達2人と

たまたま?通りかかった大学の先生と

私の友人と

お線香あげて手を合わせた

母が来れなくて残念がったが

ココに息子は居ないと思いつつ


この日だけはと

そして、時間を作って足を運んでくれたみんな


息子はきっとどこかから見ていてくれただろう


笑って

ありがとうと

応援するよって


毎回現場に花を他向けて残念に思う

道のフェンスに結束バンドでラミネートされた一枚の紙に書かれた心ない言葉


「花やお供え物はお持ち帰りください

駐車場内外、歩道上などであっても

ご遠慮ください。」


月に一度

たった数分手を合わせるだけのために

往復4時間かけて向かって

息子のあの瞬間を親として

祖母として

出来るだけの事をするだけなのに


隣接する駐車場の持ち主だろうけど

歩道やフェンスは駐車場の地主のものではないし

そんな事書く権利は無いはず

事故を知っててこの土地を購入したなら

月に一度くらい

目を瞑ってくれてもいいのではないかと思う

わざわざ大学に苦情なんて入れなくていいと思う

こんな人間性の低い相手と関わりたくないが

毎回毎回コレを見るたび

本当に悲しい気持ちになる




そんな中で私は


私の世界は


私の未来は


まだ見えなくて

目の前の与えられたお役目をこなす毎日


日々変わる日常の現実と

関わっている周りの変化と

時折起こる信じられない偶然、奇跡

事件、事故

見せられる景色

息子に守られてるとしか思えない出来事



偶然なんてこの世になく

全ては必然

そして何を選択し何を手放すか

選ぶのは自分自身


この3年で理解出来たのはそれだけ


新人戦一勝

おめでとう㊗️


息子

見守ってくれてありがとう