一年前の今日

20年息子と過ごした家を

息子を連れて出た


あの日朝早くからお寺にお参りに行き

引っ越し屋さん弁護士さんとの対応も

全て一人でこなし

ここに来て

眠る時見た天井

慣れない空気

いつもと違う明るさ

景色の全てが


何がどうなるかも

何もわからなかった忘れもしないあの日


一年経って

モラハラ申立て人

泥棒猫の姑 

泥棒猫で怠け者の小姑

前科者の行政書士の義兄

泥棒猫で不動産屋の甥

泥棒猫でデキ婚の姪

手癖の悪い甥


揃いも揃って

悪魔の集まりのような一族と離れてみて

いかに普通ではない一族だったか

いかに狂った毎日だったか

いかに尋常じゃない精神だったか


日曜日のS君の試合の帰り

ハンドルを握りながらそんなことにふと気付いた

S君を応援に来てるみんなと

余りにも違いすぎる


相変わらず

何も面白くない

何の楽しみもない

生きてる意味もわからない


でもあの鬼畜の集まりと離れられて

常識ある普通の人ばかりと関わって

そんな当たり前が嬉しい

優しさがありがたい

普通って何で今まで私にはなかったんだろう


相手を思う気持ちのかけらもない人種


何の変化もない毎日だけど

ストレスに思う出来事を

目にすることも

耳にすることもなくなって


早かったのか長かったのかわからないけど

みんなみんな

一年

ありがとう


母と弟とお祝いしました

平凡な一日

何よりの記念日


ただ 息子がいないだけ