会社で悲しいことがあった


直接一緒に働いた事も

お会いした事も

話したことも無いけど


命かけてまでする仕事じゃないし


学校も命かけてまで行くことないし


代わりはいくらでもいて

それが世界の全てでもないし

とにかく生きてナンボで

明日違う世界が見つかるかもしれないし

明日違う景色が見つかるかもしれなくて


息子と寒い中

ミルクティーを飲みながら

サンタさんがくれた望遠鏡で

綺麗な月を見た

あの日


今の自分

数年後の自分を思いもしなかった

あの日より月が近い今


あの月と

この部屋の間のどこに息子は住んでいるのか



朝晩寒くなって

日が短くなって

気持ちが落ち着かず

なんとなく凹んでしまう気持ちに

追い討ちをかける出来事だった


心配かけちゃいけないと

特に母の前では涙を流さないようにいてるけど

彼女はわかってる

いつも私が心のどこかで

息子のところに行きたいと思ってること


母だって

私と同じかそれ以上に

辛く悲しいはずなのに


急にいなくなちゃうって


やっぱ一番

残されたものには堪える

いつまでもいつまでも

生きるとか◯ぬとか

この世とかあの世とか


考えてしまう

答えのない堂々巡り


きっとその選択肢しかその人には無かったのだろうけど

沢山の夢や約束を

強制的に奪われた我が子達を思うと

行き先が同じでも

大きく意味は異なった

誰もしないような体験をした

私の勝手な思い


息子と見たときのようなうさぎは

見つけられなかった