寝室の東側の小さな窓の

開けたことの無いカーテンの下から

眩しい日差しが差し込んで

目が覚めた


すぐ東側にマンションがあるので

小窓は明かり取りか

風通しくらいしか出来なかった


今日は台風の影響で日中曇りと思ってたので

余りの明るさに驚いた

いつもの起床時間よりまだかなり早かったので

寝ようと思ったときふと

「22年前の今日はすごく良いお天気だったなあ」


と思い出してしまった。


あの日私の子供となって

この世に降り立ったときすでに

20年限定のカラダ

って知ってたのかな


2週間も早く産まれて

私に会いたかった?


昨日のことのように思い出す


珍しく早く外に出て

庭にいた姑に

「お腹痛いから産まれるかも」

と言うと

「おみゃーさん、病院行くなら冷蔵庫の中の物

全部片付けてからいってちょーよ」

と言われた


そんな言葉しかかけれない人間だった


私は最後まで姑に名前で呼ばれたことがない

友達に

「下の名前知らないんじゃない?」

って


言葉って

言われた方は忘れない


なんか哀しい

哀しい1日だった

そんな思い出を消したくて


帰りに

花とケーキを買って

実家で食べた

22歳

おめでとう。