7月1日が今働いてる会社の

大異動の日。


2週間毎に発表される異動の内示で

一番多い


異動で出られる方

来られる方

双方にご挨拶の手土産を持ってきて下さるので

一人一個ずつでも時に

机に山盛りになる


それらを私はいつも全部

持って帰って

息子のおやつにしていた


基本転勤前提、

地方出身者も多いため

長期休暇明けなども

コロナ前は様々なお土産が沢山あった


コレ美味しい

コレどこの?

こんな新しい味も出たんだ

とか言いながら


今は全部

お仏壇にあげて食べてもらってる

そのお下がりが溜まって


賞味期限切れになってやっと

実家に持って行ったり



お裾分けをいただくたび

そんな息子が居ないことを思い知らされ

お仏壇で独り言を言い

涙を流す


今日はまたなぜだか

涙が止まらない日


あんな映像を一日中何回も見てしまったせいだろうか

あの歳で

沢山功績を残し

十分じゃないか

一人の命として

どんな重みの違いがある

どんな亡くなり方をしたって

運命なんだよ


「生きること死ぬことに理由などありません」

そう言われた

息子がこうなっていなければ

どんなこの先を生き

どんな人物になっていたのか


同じ一つの魂が消えていくことに

同じ涙を流すことに


どんな差があると言うのだ