今日は風が強くてそのせいか
満月がとてもキレイで
悲しかった
朝、快晴で空が青く高く晴れ渡っていても
雨がしょぼしょぼ降っていても
なぜかいつも悲しい
この世に居ない人を想うとき
どんな思い出も哀しく映ってしまうからだろうか
2年近く前
最初に占ってもらいに行った時に言われた
ココの長男は長生きできない
ダンナの兄も19歳で事故死している
その原因を今回聞いた
何代か前に一族から戦争に行った人がいる
そんな時代に
飛行機に乗って
南の島の方へ行ったらしい
現地で亡くなって帰国出来ずにいるその方の因縁
だそうだ。
ダンナの兄もそれが原因
兄の死から50年近く経ったのに3月から
またそれが動き出していたらしい
その因縁を切ることは出来ますか?
と聞くと、
かなり強いのでなかなか難しい
との事だった
私にはそう言う世界は分からないし
先生が言うのだから相当無理な次元で
関わらない方がいいのかも
何より、息子はもう居ない
現に跡取りはいなくなったし
この先、この家には家族も増えないし
私もいつか居なくなる
正直、どうでもよかった。
義父から戦争に行った身内の話は
一度も聞いたことは無かった
義父は跡取りでありながら
87歳まで生きて
大往生と言ってもいい
たくさん稼いでたくさん残した
なのに
なぜ、
義父の息子
義父の孫までもが
コトもあろうに御先祖様によって
命を奪われなければいけなかったのだろう
御先祖様は子孫を守るのでは無かったのか
義父は長生きしたものの
実の父は養子でココの財産の名義を勝手に書き換えようとしたことがバレて義父が産まれてすぐ、里に返され
その後義父が2歳で教師であった産みの母は病死し、実の姉も養子に出され
育ての祖父は中学の卒業式の日に亡くなったらしい
その後14歳から祖母と2人暮らし
貧乏の極みだったと私に話した
そんな時代、兄弟や親や、身内を病気で亡くすなんて今ほど珍しくも無かったとおもう。
戦争で亡くなった人も大勢いる。
だが、事もあろうに自分の子孫を守らない御先祖様なんて
何のために手を合わせ拝むのか
分からなくなってしまった。
御先祖様も
神様も
この世にいないのか
その話を聞いてから、
確かに息子はここに残る理由なんて無い
そう思いながら
朝晩
お腹空いていないか
お友達を守ってあげたか
今日はどこで何してたか
手を合わせ話かけてしまう