美術で楽しく知る西洋占星術 月



🖼️今回の作品
「女狩人アルテミス」ジャンピエトリーノ(ジョヴァンニ・ピエトロ・リッツォーリ)作
1526年/ メトロポリタン美術館所蔵

⭐️美術的な話
アルテミスは、ギリシア神話に登場する狩猟・貞潔の女神。ゼウスが父、双子の弟アポロン。
恋愛話はポセイドンの息子オリオンとの悲恋があります。
この作品のアルテミスは定番の描き方。森の中、動物がいる、矢を持つ姿で描かれています。
1526年の作品ですが美術史としては、1520年前後はレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロが亡くなった頃。
北方ルネサンスはまだ元気ですが、イタリアでは1527年のカール5世によるローマの攻撃後は盛期ルネサンスが幕を閉じていきます。
代わりに「マニエリスム」様式が台頭。
マニエリスムの語源はマニエラ(洗練)、マンネリズム(マンネリ化)などと言われています。
当時の不安感漂う社会情勢を表した様式が発展していきます。
今回の作者ジャンピエトリーノは、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』制作に、助手として関わっていたのではないかと言われる人。
ルネサンスを生きた人ですね。

⭐️星的な話
蟹座のルーラー(支配星)は月です。
古典占星術では太陽を王、月を女王、他は家来というくらい重要でした。
月は自分で光らないので受動的な天体と言われています。
太陽の光は反射して見えるところだけが月として見える部分だからです。
現代占星術では月0−7才に当たるとされ、無意識、感受性、感応性、情緒的な面を表します。
生まれたばかりの赤ん坊の頃に最も重要な影響を与える天体とされています。
生まれた時に影響を与えるのは母親なので、月が母を表すとしています。
情操教育される時期ですね。赤子の魂百までと言われるように幼児期に感情も作られます。
感情面に影響があるのが月なのです。
あなたの出生の月の状態を見ると素のあなたを知ることができるんです。

日常的にも感情はいい悪いでなく揺れ動くもの。
月は2、5日で次の星座へ移動していくので、気分も変わると知っておいてもらうと楽かも知れません。

🍀 🍀 WEB占い監修🍀 🍀
🔮-名前の響きで知るあなたの運命
https://unkoi.com/fortune-premium/contents/telsys/fagee/index.html 

🔮無料LINE占い ソウルリーディング
https://fortune.line.me/contents/teller/282/