お洒落番長の女の子
いつも強気で明るい子
ものをはっきり言う子だった。
すごく仲良くなって、毎日遊んだ。
ヘアアレンジやら化粧の仕方を教わった。
両親が美容関係のお仕事だからか
いつも髪を自分でセットして流行りの服を着て学校に来ていた。
服は相変わらずお下がりが多かったけど
その子と遊ぶようになってから街に服を見に行くようになった。
持っている服の中で
「昨日着てた〇〇と今日履いてる〇〇をあわせたらマシなんじゃない?」とか
「これはダサいから着ない方いいよ!」
ってはっきり教えてくれて勉強になった。
その頃にはお風呂は自分で入っていたから
きちんと入っていた。
お湯を使ったらとてもお金がかかると親がブツブツいっていたので水だったけど。
初めの一浴びは何日やっても慣れることなく心臓に悪い。
綺麗にしていたかった。
その子が可愛いゴムで髪を結んでくれる。
こうやって結ぶんだよ。
休み時間や放課後、鏡を見ながら教えてくれ
その子が使っていたクシをくれた。
つるつるになる髪の毛が気持ちよくて
クシをとかすのが楽しかった。
ぼさぼさで汚れた髪で
お洒落なんて言葉すら知らない子どもが
毎日お洒落に憧れた。
お洒落っていうよりその子に憧れたんだと思う。
家に帰ったら親が昔使っていた部屋に転がっている化粧パレットをこっそり使って化粧の練習をする。
みんな帰ってくる前にティッシュで擦って落とした。