当時、私は20代半ばだっただろうか。

世界平和道場に住み込みで

4ヶ月ほど働かせていただいていた。


早朝は5時に起きて、
幣立神社のお掃除をさせていただくという

貴重な生活をさせていただいていたのである。

 

ある日、

いつものように掃除に起きたつもりが

寝坊してしまっていた。

 

あちゃー....

またやってしまった、私は罰当たりだな。

 

焦って外を見ると

この日は、小雨が降っていた。

 

急がなきゃ!!

 

焦っていたのも相まってか、

下駄を履いていた私の足は

思うように走る事ができなかった。

何よりも、
神がかったその場所を

走る気にはなれなかったのだ。

だから、安全を考慮するという名目で

いつものように写真や動画を撮りながら少し早歩きで向かう事にした。

それがこの動画だ。

 

 

2分35秒あたりのところを見てほしい。

 

スズメ蜂の羽音のような

強い霊聴をさせる存在に

この時、一瞬出くわしている。

 



しかも、自然の中だったとしても

蜂らしきものは一切おらず、
動画にももちろん写ってはおらず、

肉眼でも虫一匹飛んでいなかった事を記憶している。

蜂の羽音らしい、強い攻撃的な音だけが

勢いよく私に突進してきて
そのまま突っ切っていくような

そんな一瞬の出来事であった。

 

私は撮影中、

できるだけどんな事があっても
冷静に撮影し続けようと思って

恐怖を堪えて耐えながら撮影し続けたのである。

 

まだ何か起こるかも知れない。


考え過ぎだろうか....

 

自然のど真ん中にいるのだから
きっと虻とか蜂だろうと

当時は思っていたのだが.....

私はその数年後、都会のど真ん中

しかも室内で、またもや

この得体の知れない『音』から

逃げ惑う事になるのである。

 

その体験談はまた後日....