今日も正人君は白い宇宙船に乗って移動中。

 

地球に光を贈っているんだって。

 

「素晴らしい仕事だね。」そう言うと

なんだか弟の声が沈んでいる。

 

あれ?  どうしたのかな?  何かあった?

そう聞きなおすと

 

「うん・・・」って やはり寂しそう。

 

どうしたのか?訳を聞くと

 

 

「天国で仲良くなった人達がみんな いなくなった。

 

新しい場所に移動して新しい仕事をする人と

 

もう、この仕事は辞めて 普通に暮らす人に分かれたんだって・・・」

 

 

 

 

そうか   天国でも転職とか移動とかあるのか?と驚く。

 

 

「みんな ずっと一緒だと思っていたのに・・・」

寂しがりやの弟の気持ちが伝わってくる。

 

 

 

 

 

私はなんとか弟を慰める言葉を探すが、すぐに気持ちが切り替わるのは難しそうだった。

 

 

それで こう質問をしてみた。

 

 

 

「ボクはどうしたい?  地球に光を入れるのをやめて違う所に行きたいかい? それとも それも辞めて天国でのんびり暮らしたいか?」

 

 

正人の声はとてもしっかりと

「ボクは辞めない。 地球に光をいれる! そのために来たんだから!」

 

 

頼もしいし 健気だ。

 

 

正人   正しい人

 

 

その名前にふさわしいヒトなんだ!  と改めてそう思う

地球時間 2022年3月31日だった。