豊川稲荷東京別院さんにお参りしてきたのですが、今回の話はレポートというよりも「気づき」のお話です。
豊川稲荷東京別院さんへのお参りは波乱の幕開けでした。
冷雨だった参拝当日。私はお気に入りだったスニーカーを履いて家を出たのですが
スニーカーの片足が浸水してきたことからそのお気に入りのスニーカーが寿命を迎えていることが発覚しました。
靴底が割れてそこから雨水が入ってきていたんですね。
しかしもう家に戻れる距離ではない。そして今日は参拝以外にも用事がある。
つまりこのまま行くしかない。と歩みを止めませんでした。
豊川稲荷東京別院さんにたどり着いたのはいいのですが
私、本格的なお寺さんに参拝するのは初めてでして(清水寺とかはあくまで修学旅行ですし)
ど……どうお参りしたらいいんだ……?と動揺してしまってしばらく他の仏さんを見るなどして
やり過ごしていました笑(ほんとごめんなさい荼枳尼天さん)
基本的な作法はわかってるんですけど、真言って聞いたことはあるけどこれ何……?
ってなってたり、心の準備がなってなかったり。
小慣れた参拝客から一気に初心者です。
遂に荼枳尼天さんと向き合う準備が整ったのでお参り。
ゆっくりお話しをさせていただきました。
お参りした後ふと本殿を見上げたのですが、個人的な印象は
「荼枳尼天さん。思ってたのとなんか違うな」
というものです。
というのもたまたま聞いた話から受けた印象かもしれませんが
私的には同じお稲荷さんでも宇迦之御魂さんは王道の豊穣神って感じで、荼枳尼天さんは
元が夜叉というだけあって荒々しくて、性愛の神って言うだけに神様の中の異端児みたいな(包み隠さない感想)
イメージだったのですが、いざ雰囲気を感じ取ろうとすると
スンッ……といった感じ。
クールってわけでも、微笑みを絶やさないって感じでもなく
正座して背筋を伸ばして座っているような感じ。
言い方悪いですけど「行儀がいい感じ」といえば私が得た印象は伝わりやすいかもしれません。
「あれ?思ったよりしゃんとしてる神様だな……」
(個人的には自分に似たものを感じて近づいたようなものなのでちょっと残念)
と思いながら周囲の散策及び参拝へ。
「色んな神様がいるんだなぁ」と思ってみたり、後に狐塚という名前だと知る大量の狐さんの像が集まった
場所に行って「めっちゃ狐いる……!」って思ってみたりしながら最後におみくじで締めくくります。
(続)