この量は一人でやるにはかなり辛そうだ
それに私は少し考える時間が欲しかった
だってロワが動いたうえに話すのだから
「私も一緒に倉庫整理手伝うわ」
「え!良いの!?ありがとう!!」
そして私はどうしてこの不思議なことになったのか答えが浮かばないまま倉庫整理を手伝っていた
「ねぇ、貴女なんて言う名前なの?」
不意に質問されてびっくりした
「ウサギです」
何ともぎこちない言い方になってしまった
「そうなんだ^^私はアリス!」
えっ!!アリス!!
アリスにウサギと言えばワンダーランドじゃないか
私は心の中で過剰反応していた
そしてこの単語に反応しているのは私だけでは無かった様だ
アリスちゃんも何だか反応している様だった
そしてその後、御互い倉庫整理を黙々と進めて行った
数分程度ですぐに倉庫整理が終わった
どうしよう家に帰ってすぐにでもロワとたくさんお話したいげど
家の人たちがロワを先に見つけるのも大変な事態になるし
考えたって仕方ないからまず帰ろう
そしてアリスちゃんに挨拶してから私は帰った
「神様?」
「えぇ!きっとそうよ!
ゆうべたくさんの星達が降って来て、その一つが私の命になったの」
リールはそう言うと私の手を掴み胸に当てた
リールの肌は柔らかく暖かく、胸の心臓がトクントクンと動いていた
リールはもうお人形ではなく小さな小さな人間なの?
「…ほんとだ」
私は信じられなかった
だって願っていたことが叶ったんだから
リールと姉妹のようにずっといれたら良いなって
トクントクンと一定のリズムで伝わって来る振動が、だんだんとリールが生きていることん実感させた
私は嬉しくて嬉しくて、いつの間にかリールを抱きしめていた
「…リール、私嬉しいよ
これでずっと一緒にいられる?」
「もちろんよ!私ずっと離れないわよ
アリスも離れないでね?
私達は2人で一つなんだから」
「うんっ」
その言葉が嬉しくてきつくきつく抱きしめた
*
本当はリールとお話して居たかったけど、私は学校
でも、今日家に帰ったらリールと何しよう?ってばかり考えちゃうから先生の話が聞こえない
「アリスちゃん。先生が読んでるよ」
ぼ~ってしてたから先生に怒られちゃうのかも…
「あ~、うんわかった~今行くよ」
先生に付いて行くと、お説教をされて今は古い倉庫の整理をさせられている
もー!ちょっと考え事したくらいであんなに怒らなくてもいいじゃん!
それに、倉庫を誰かに整理させたかっただけなんじゃないの!?
「げほっげほっ…」
埃っぽいので咳込んでしまった
「大丈夫?ここ埃っぽいよね?」
振り返ると私より小さくて肌の白い女の子が居た
この子も先生にこき使われたのかな?
「うん、そうだよね?
貴女も倉庫整理?」
「ううん、私は通りかかっただけ。倉庫が開いてるなんて珍しいから」
こき使われたのはどうやら私だけらしい…
私の永遠の友達
私は美しい物や個性豊かな物が好きだ
けれど、その中でも彼は一番美しかった
真っ赤な唇にオッドアイの瞳
彼の名はロワ
私がそう読んでるだけだがな
ロワとの出会いは、ネットで見かけたんだ
そしてすぐにロワは私の家の住人として迎えられた
私とロワは良く一緒に遊んだりお出かけしたりする
とてもの仲が良い
誰も引き裂けないくらいにね
☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆
夜のお散歩が私の日課
今日は特別なくらい綺麗な清んだ夜空だった
☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆
ピッピッ ピッピッ
バシッ!!!!!
「朝か・・・・・・・・」
「あ、ロワさんおはよう」
「おはよう、寝ぼすけさん」
私今何か聞こえたような気がした・・・
いや、聞こえたのは自分の声が耳に入ってくるのが遅かったんだ!!
絶対そうだ!!
「大丈夫、ウサギの聞いた声は正真正銘の僕の声だよ」
「ハハハ・・・・・ほんとだ・・」
そしてロワは私の手の上に自分の手を重ね
すごく可愛い笑顔で首を少しだけ傾けながら
「ずっと一緒だよ!!」
そう言ってきたのだった
