お友だちにお誘いいただいて、観てきました。
ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』
2020年に開幕間近で中止となり、3年越しの上演。
明治座150年の歴史の中で初めてのオーケストラピットが!
『チェーザレ 破壊の創造者』とは、15世紀に活躍し、31歳の若さで亡くなったイタリアの軍人であり政治家、チェーザレ・ボルジアの理想に燃えた戦いを惣領冬実が描いた歴史大河コミック。
そのチェーザレ・ボルジア役を中川晃教さんが演じられています。
原作未読。前日に一夜漬けで人物相関図を頭に叩き込んだはずが、開演時にはすっかり忘れており、誰が誰だか分からなくて自分の記憶力を嘆いたけれど、
台詞(歌詞)に説明色が強く、前知識がなくても問題なく理解出来ました。
日本語で歌われることを前提に作られているので、音と歌詞はばっちりはまっていて歌詞に違和感はなく、軽快でコミカル要素も多く楽しく観れました。
言わずもがな、チェーザレ=中川晃教さんは、圧倒的な歌唱力で、倍音とビブラートの質がよすぎて神がかっています。
チェーザレ・ボルジアは歴史上では独裁者としてあまりよいイメージはないはずなのですが、そこではない部分が描かれているので、私にはただただ天才的な人に見えました。
若者たちも頑張って生きていましたが、ベテラン勢の方々が圧巻!
佇まいも声も別格でした。
舞台セットがダイナミックで、盆が回るたびにワクワクしました。
急なお誘いでご縁があったこの作品には、「宇宙の意図がある」と感じ、「宇宙からのメッセージをキャッチするんだ!」と臨んでの観劇だったのですが、私が受け取ったメッセージは以下の2つです。
1つは…
チェーザレが「アンジェロは天使という意味。アンジェロは天使。」と歌われるたびに、アンジェと名乗っている自分に反省したこと。
もう1つは…
ダンテ役の藤岡正明さんが素晴らしくて、ダンテの『神曲』を読まなければ…と思ったことでした。
とりあえず、早速こちらを読むことにしました。
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ここまで書いて、また急遽、『キングアーサー』に呼ばれてしまったので、早速私の記憶は、『キングアーサー』に塗り替えられてしまった。
1月25日マチネ。
なんと、メレアガン加藤和樹さんは、昨日『チェーザレ』ソワレを観劇されていたとのこと。