≪ 不思議堂 ≫ まーあ・・・。骨とう品店と言えば 聞えはいいが・・・
潤「 ファ~ア~ア 」
智「 ん。寝不足か 」
潤「 ごめ~ん 」
智「 ふふ いいんだよ 」
「 ファ~ア~ア 」
智「 おや くす 」
潤「 」
潤「 いらっしゃいませ 」
客「 これを 鑑定してほしいんだ 」
智「 ほーう。 かなり 珍しい 耳飾りですねー 」
客「 自宅には 青き狼について書かれた日記もあるんだがー 」
智「 この首飾りはー
200年程前に、作られたものですねー 」
客「 共通点は、その 青みが、かかった体毛と耳飾りー 」
智「 鑑定が 目的では なさそーですね。
お引き取りをー 」
客「 いい値は出すー
月の力で、何百年も 生きると言う 〈 蒼き狼 〉そのもだ
譲ってくれないか、その 〈 青き狼 〉を 」
潤「 お断りします 」
客「 そうー
簡単に 断ってもいいのかな。 俺が 知ってるってことは 他にもって
事だが、困るんじゃないのかー 」
智「 困りますね~ 翔くんは もう うちの マスコットなんですよー
ここは 僕の店ですしー。全力で 守りますけどね 」
客「 まあ、いいさ。 簡単に手に入るなんて 思っていなかったしなー
だが、俺は 欲しいものは どんな手を使ってでも 手に入れる
主義なんでねー 」
潤「 何回、来られても 同じです 」
客「 ふふっ。また くるよ~ 」
智「 潤。 塩をまいてー 」
潤「 くす。智くん ありがとう 」
智「 い~んや。本当に うちの マスコットだからねー 」
翔「 ( こいつ、良い奴なのか・・・ ) 」
智「 さーあ、どーでしょう~ 」