今回メッセージで紹介された「砂の上の足跡」は、古くから、多くの教会のクリスチャンの間で語り継がれているそうで、もちろん私の通う教会の兄弟姉妹は皆ご存知でした。


私はJWとして組織にいる時は一切、教会関係の書物などに触れたことはなかったので、今回初めてこの詩を聞きました。


「神様が共におられる」ということがどういうことなのか、とても分かりやすく、また心温まる詩に大変感動し、込み上げるものがありました。


ここに全文を記します。




「砂の上の足跡」



ある夜、わたしは夢を見た。



わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。



暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。



どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていた。



ひとつはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとであった。



これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、

わたしは、砂の上のあしあとに目を留めた。



そこには一つのあしあとしかなかった。



わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時だった。



このことがいつもわたしの心を乱していたので、

わたしはその悩みについて主にお尋ねした。






「主よ。わたしがあなたに従うと決心したとき、

あなたは、すべての道において、わたしとともに歩み、
わたしと語り合ってくださると約束されました。




それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、
ひとりのあしあとしかなかったのです。



いちばんあなたを必要としたときに、
あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、
わたしにはわかりません。」





主は、ささやかれた。



「わたしの大切な子よ。

わたしは、あなたを愛している。あなたを決して捨てたりはしない。

ましてや、苦しみや試みの時に。
あしあとがひとつだったとき、
わたしはあなたを背負って歩いていた。」