ネコちゃんのゲキカワ自慢してみない?ネコちゃんのゲキカワ自慢してみない?


「たぁたん」は、

2006年8月6日 

我が家で産まれました。



たぁたんは、

いままで

3回、

死にそうになったことがあります。






生後、2ヶ月のある日のこと…。




いつもは、

家から出したことは

無かったのだけど

お家に「くん煙剤」を焚くから

外に出しておこうと

知り合い所有の

使っていない

納屋を借りたときの

出来事でした。



夕方、自宅に戻そうと

納屋に行くと

他の姉妹猫は、いるのに

たぁたんの姿は、見当たりません。

呼んでも返事は、ありません…。



仕方なく、

いた猫達だけ連れ帰りましたが

気になったので

また、探しに出かけました。




雨が降り出していました。



古い納屋ゎ

屋根にも壁にも穴が開いていて

雨が吹き込んでいました。



名前を呼ぶと

今度は、返事がありました。



いままでに聞いたこともないような

必死な声でした。



声のする方を探すと

積まれた藁の向こうに

顔が少しだけ出ていました。



吹き込んできた雨に濡れて

びしょびしょになりながら

こちらをじっと見ている

たぁたんがいました。




「そんなところにいたの?

こっちにおいで」

呼んでも

たぁたんは、動こうとしません。



「どうしたの?」

近寄ってみてみると

小さな小さな 

たぁたんの下半身は







血だらけになっていました。






動こうとしないのではなくて

動くことが出来なかったのです。





夕方に行ったときは

気を失っていたのかもしれません。

痛くて声が出なかったのかもしれません。





もう一度、

探しに行かなかったら、

たぁたんが

傷の痛みを我慢して

必死な声で返事をしなかったら、

見つけることは出来ず、

あのまま亡くなっていただろうと

思います。





最初に通った獣医さんは

傷の治療をしてくれて

「様子をみましょう」

とだけ、おっしゃいました。



数日たっても

「様子をみましょう」

としか言ってくれません…。



ただ、あれ以来、

お腹に力を入れられないのか

感覚が麻痺しているのか

たぁたんは排泄をしていません。

お腹はだんだん膨らんでいきます。





このまま飼っていても

飼い主の負担になるだけだと

考えたのでしょうか?

せっかく助かった命なのに

このままでは、

腸が詰まって死んでしまいます。



たぁたんの具合も

目に見えて悪くなって

行きました...。







そこで、

設備の良い、

別の獣医さんにかかることにしました。



新しい病院では、

レントゲンを撮って

エコーをして

診てくれました。



背骨と骨盤は複雑骨折…。

内臓もかなりの

ダメージを受けているようでした。



脊髄には損傷の無いことが

せめてもの救いでした。



「これは犬にでも噛まれたかな?」

お医者さまはおっしゃいました。



骨を砕くほどの力があるのは、

たぶん犬だろうと...。



たくさんの血を流した

背中から太腿・お腹に出来た傷痕も

犬に噛まれたために

出来たものだろうということでした。





お腹の中ほどまで

溜まってしまっていた排泄物も

しっかり出してもらいました。




たぁたんは

これで2度、命が救われました。





ただ、

とても残酷な宣言もされました。



「この、状態では、

後ろ肢で歩くことは

一生無いと思ったほうがいいね」

...と。











3度目は、

その数ヵ月後




事故の後遺症か

食事を一切

受け付けなくなって

しまったのです…。




数ヶ月の闘病生活の末

すっかり食欲を戻してくれました。













あの雨の日から、4年経ちました。





自分より

大きな身体の犬に

立ち向かってしまうほど

おてんばな

たぁたんは、

動かなくなった後肢を

気にもせず、

前肢を器用に使って

すごいスピードで

走り回っています。




何度も 何度も

命が助かった 

たぁたんは

かなりの

強運の持ち主

だと思います。




何かにくじそうになったとき

たぁたんが傍にいてくれるだけで

かなり勇気づけられます。



血統書もないし

下半身不随だし

お医者さまには

いつ病気になるか

わからないと

言われているけれど

たぁたんは、たぁたん。




オムツ姿も

後肢をクロスさせて

前に投げ出して

おすわりする姿も

とってもとっても可愛いのです。



Sophia の Que sera sera な日常-たぁたん♪



私にとっては

かけがえのない

世界に一匹だけの

可愛い天使(ange calin)なのです。




URLのange-calinには

わたしの作るテディたちも

誰かを勇気づけられる

可愛い天使になれたらいいなぁっと

そんな想いも込めています。



*注:実際に怪我をした「たぁたん」を見つけたのは母です。
夕刻、他の猫たちを連れ帰った箇所・
たぁたんを見つけた箇所については、
三人称では伝わりにくいと思いましたので、
母の話しを元に一人称として書いています。


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