こんにちは
先日亡くなった方の家族が、
潮の満ち干きの時間で人は亡くなると
完全に信じている方でした
昔は潮の満ち干きで亡くなる時間を
予測したりしたみたいですね
今でもぴったりそのくらいの時間に
亡くなる方もいますが、
昔と違い、酸素や点滴をして無理矢理生かされ、
自然な状態で死を迎えているわけではないため、
潮の満ち干きの時間はあまり
当てにはならないと思います
その患者さんは、少しづつ状態が悪くなり、
そろそろ今日辺り亡くなるかな?
という状態でした
私の病院では、こんな状況ですが、
亡くなる前は付き添い可能です
そして、個室に移れば、
泊まり込みの付き添いも可能です
その患者さんの家族も、個室に移り、
泊まり込みで付き添いをしていました
その日は、夜の20時頃から、
夜中の3時頃までが、潮の満ち干きの時間だったようです
ずっと、
「夜中の3時までが怖い。3時をこえるまで、頑張れー」
と、私達スタッフや、もう意識のない患者さんに言っていました
患者さんは90歳で、酸素マスクを使用しても
あまり呼吸の状態もよくならず、
大きな口をあけて、肩を上下しながら、
とても苦しそうな息をしていました
マラソンを走った直後のような、
激しく、苦しそうな息の仕方です
そんな状態の患者さんが、
まだ頑張らなければならないのですか?
拷問ですか?
3時をこえても、その後回復して、
元気になることはないんですよ
そして、再三スタッフを呼びにきます
さっきより息がしんどそうかも
さっきより声をかけても反応がないんです
さっきよりちょっと何か違うんです
3時まで、大丈夫かなぁ?
などなど……
その都度、もうすぐ息が止まる事、
もうすぐ亡くなる事を伝え、
側にいて、手を握って、
話しかけてあげて下さいと説明しました
もう血圧も測れず、私達に出来る事は何もないです
家族が側にいてあげる以上に出来る事はありません
私達は、たくさんの方の亡くなる瞬間に
立ち会わせてもらっています
呼吸の仕方、脈の強さ、足先の色、
などなど、色々な状態を見て、
大体の見通しをたてます
でも、完全に予測する事は出来ません
最期を側に居たいと思う方はたくさんいると思います
なかなか難しいですが、最期だけでなく、
それまでも後悔なく、一緒に過ごして下さい
最期を側にいる事が重要なのではないです
最期までの期間をどう側で過ごすかが大切です
結局、その患者さんは、3時は乗り越えましたが、
朝の4時に亡くなりました
それでは