繁殖場にいるケリーブルーテリア8才の女の子が乳腺腫瘍が悪化しているが治療はして貰えそうにない、劣悪な環境で死なせたくないと内部の事を知っている方から緊急依頼がありました。
繁殖場の多くはたくさんの繁殖犬を抱えています、その数は少なくても200頭以上、多い所では1000頭以上いるところも多々あります、劣悪な環境で繫殖を繰り返し病気になっても治療もしない、そんな話はたくさん見聞きしてきましたが救いたくても救えない歯がゆい思いもたくさんしてきました。
引き取りの決意をすると何とか繁殖場から救い出す事が出来ました、生きている間に引き出すことが出来たこと、関わって下さった方々に感謝です。
おやつの干し魚をクンクンしてます
たどり着いたケリーブルーテリアは体調が悪いのに、健気にシッポを振っていました、胸のしこりを見ると素人目にもわかるほどコブシ大の大きな腫瘍がいくつもありました、特に腫瘍が大きい部分は自壊して出血や膿が出始めていました、見た目だけで末期と分かるものでした。
掛かりつけの病院に向かいました、検査の必要もないほどで手術することになりました、腫瘍があまりに大きく沢山あるので、先に左側を全摘手術し、後に右側となりました。
手術をして乳腺腫を取ったとしても転移が心配です、リンパや肺によく転移することがあるからです。
あれこれと悩んでも始まらないのに、、そう考えていたら名前がないことに気が付きました、生きて欲しいと願いを託して「エバ」と名づけました。
手術が成功しますように、苦しまないように、1日も長く生きていけますように