迷い犬のビーグル犬、その後の出来事、そして今。 | アニマルフォスターペアレンツ

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捨てないで、傷つけないで、殺さないで・・・。犬猫達の心の叫び声が聞こえますか?

1月の半ば浜松市北区三ヶ日町でビーグル犬が迷い犬として保護されました。



首輪もしていて人懐こくて、何とかお家に帰れるようにとブログやフェイスブックに掲載したところ、本当に多くの方がシェア拡散してくださいました。https://ameblo.jp/anfospe3ham/entry-12434871265.html



保護されたAさんとお友達のFさんとで何とか飼い主の元へ帰れるようにと、近隣の保健所や警察への届けでと、念のために隣接している愛知県の行政にも届け出をされていました。



すぐにでも飼い主が見つかると思っていましたが、まったく情報がないまま1ヶ月近く過ぎた頃、愛知県の警察を介して飼い主が分かりました。



突然の名乗り出に驚いたことはもちろんですが、保護場所と飼い主の住所までの距離を考えると小さなビーグル犬がどうやって来たのかとか、フィラリアが陽性なことや未去勢なことなど、私も預かっているFさんも納得いかないことばかりでした。



保護したFさんは1ヶ月も預かっていて飼い主の名乗り出が無かったので、このまま家の子にと思っていた矢先の出来事で動揺されていました。



飼い主が分かった以上は返さなくてはいけない、でも返したら幸せなのだろうか、苦しい胸の内を涙ながらに話してくれました。



ところが、元の飼い主から「そちらでこのまま飼って欲しい」との申し出がありました、保護主のFさんは嬉しい気持ちと5年間も飼っていたのに手放される犬の気持ちを考えると辛くてならないと話されました。



飼い主から聞いて分かったこと、5年前に子供が欲しくてペットショップで買ったが世話が出来なくて今に至っていると言うのです、フィラリア陽性で未去勢ということは病院に行ったとは思えないのです、しかも手放す、このビーグル犬が幸せだったとは到底思えません、犬の気持ちを考えると可哀想でたまりませんでした。



今はすべての手続きを終えて晴れてFさんのお家の子になりました、新しい首輪に付け替えて名前や電話番号も書かれています、尻尾をブンブン振るので「ブンジ」になったと連絡がありました。



ビーグル犬のブンちゃんです、自由にお庭を走り回って幸せいっぱいです、5年間の遠回りをしたけれど、本当の幸せにたどり着きました、ずっと一緒の家族が出来てFさん一家には感謝の気持ちでいっぱいです、末永く宜しくお願いいたします。



心配してくださった多くの方々にも心からお礼を申し上げます、ありがとうございました。