いつもの年より少し遅れて、我が家の桜が満開になりました。
昨年の桜の下には年老いた「いち」がいて、もう一度春を迎えさせてやりたいと思っていましたが、夏には旅立ってしまいました。
噛みつき、怖がりの引きこもり、障害などの問題犬ばかりの我が家の犬たちですが、あれこれと場所の入れ替えをして、今年は「コン太」が桜の木の下にいます。
コン太は柴犬の男の子、もう12歳になります。
ブリーダーで産まれて生後2ヶ月の頃に大人の犬に噛まれて大けがをし、脳に障害が残りそうな3頭を引き取ったうちの1頭です。
12年前の3頭の柴犬の仔犬です、一番右がコン太です、方目は失明で当初は自分で食べることも歩くこともままならない子でした、左の2頭は障害も軽く幸せになりました。
小さな頃、キツネにそっくりなのでコン太と名づけました。
12年間良く頑張って生きてくれたと思います、ほとんど見えない目、神経麻痺、時折おきる痙攣、それでも良く食べ呼べばすり寄って来ます。
たくさんの中の1頭、充分な愛情も掛けられないで寂しい思いばかりさせていますが、ひたむきにただひたすら生きているコン太が大好きです。
来年の春もきっと元気に迎えてくれる、そう願ってやみません、。