周智郡森町の山間部を放浪していて保護され、引き取り手のないまま殺処分寸前になったために引き取った睦美、あれから2週間が過ぎました、。
23キロある大きな体が小さく見えます、悲しみに耐えているようにじっとしています。
声を掛けても無表情、うつろな瞳です。
ご飯も食べません、、時折悲しげに遠吠えします。
「睦美!むっちゃん!」と、呼ぶとわずかに振り向きます。
きっとおうちに帰りたいんだね、寂しくて悲しくて身の置き所がないんだね。
もう、帰る所はないんだよ、新しい幸せを探すんだよ、ゆっくりゆっくり諭すように話します、おいでと言うとやっと近づいて来ました。
頭を撫でたら少しだけ尻尾を振りました、、ゆっくりと振りました。
やっと首を上げてくれました、しっかり前を向いています。
睦実の悲しみは計り知れない大きなものでしょう、いつか悲しみが癒えて幸せが掴めますようにと祈るばかりです、。