『hymns』について。
いつかメンバーの頭文字でできた曲を作りたいなとは前から思っていて。
この単語は気にしていて。
今回、各メンバーが作詞作曲した曲が集合するアルバムになるということで、
ここしかないと思ったんだ。
だってそうでしょう?
シングル曲も入っていないし、これ以上の条件が揃うことなんてきっと一生ない。
(今のところ)
それに、賛美歌っていう意味と歌詞を結びつける方法がずっと思いつかなかったんだけど。
そして、hymnじゃなくてhymnsである意味も。
今回各メンバーがコロナ禍を経て、ファンのみんなのことを思いながら作った曲たちは、
本当は何の力もないのかもしれないけど、
少しでもみんなの支えにはなれるだろうって思った。
少なくとも俺はそう願って作ったし、そう信じてる。
この祈る、願うしかない状況で、
それさえも忘れてしまったら何もなくなってしまう。
願う力は無力なんかじゃないと思うんだ。
各メンバーが作ったhymnが集まって、hymns。
このタイトルは、そのアルバムの1曲目にふさわしいと思ったんだ。
歌詞に込めたメッセージは、後は読んで聞いてもらえたら伝わると思う。
(もう1つ重要な要素はあるけど、それは自分からは言いたくないのでみんなで噂してください。笑)
ピアノの旋律は教会っぽさを演出しているし、
草原に風が吹くような爽やかさも感じる。
目まぐるしく変わっていく調は、
同じく目まぐるしく変わっていく今に似ている。
カナリアは、みんなのこと。
そしてアンフィルのこと。
自分自身のこと。
カナリアは歌を無くしても、羽がある。
ライブができなくても、バンドが在ってファンがいてくれる。
そして命がある。
それさえあれば、何度でも止まった時間を動かせると思ったんだ。
消えていくものもある。
けれど産まれて来るものもある。
俺は辛いことや悲しいことより、
その裏に隠れている嬉しいことや楽しいことに気付ける人でありたい。
そして、前を向ける人でありたい。
あわよくば、聴いてくれた人が悩んでいたのであれば、
前を向く力になりたい。
そんな想いが込められた曲です。
ライブでやってみて、
改めて素晴らしい曲だと思った。
何ていうか、剥けた。
輝きを増した。
この曲は他の曲に比べても、
一際みんなへの想いが詰まっているから。
受け取ってくれるみんながいてくれて初めて輝くんだなって。
そう思った。
このツアーで、各地に伝えていこうと思います。
hymnsについてはこんな感じかな。
もう川崎のライブが近づいてきてる。
早く伝えたいよ。
是非CD聴き込んでおいてね。
それじゃあまた。
DEEP INSOMNIA
Mini Album(CD ONLY)
DSI-030
[CD]
1.hymns
2.no escape
3.cuddle
4.創造ガラパゴス
5.abyss
6.天上天下唯我独尊
7.世界はこんなにも愛で溢れている