先日、Clubhouse でのこと。
モデレーターとしてルームを開設した際、音声が全く聞こえないというトラブルが発生しました。
一緒にモデレーターをしているタオさんにLINEで「音が聞こえない」「どうしよう」と訴えると、彼女は素早く「原因を探す」と言って現実的に対処し始めました。
そう言われると私の方もいい気になって、このトラブルはタオさんの方に何か問題があって起きているのだと勝手に思ってしまいました。
そして、音が出ないという焦り(動揺)を聖霊に捧げ、連絡のできるリスナーさん(?)に連絡しているうちに、どうやら原因は私の方にあるぞと気づきました。
しばらくして、タオさんの方から「Clubhouse で音が聞こえない5つの原因」という記事のURLが送られて来ました。
その記事を見てみると、イヤホンという4文字だけが目に止まり(記事は一切読まず)、ただBluetoothの設定をoffにしたら、急に音が出ました。

『何が起きたのだろう?』と不思議でした。
Bluetoothはずっと使っていなかったし、当のBluetoothイヤホンの方はケースに入れたままで遠くの部屋に置いてあるのに、なんでClubhouseの障害になるの?
こう思いつつも、いやいやそんなことよりも、状況を自分のこととして捉えた途端、あっという間に問題解決したことの方に驚いて、一気にいろんなことが腑に落ちたように思いました。

結局、このトラブルの原因は私の側にあり、タオさんをはじめリスナーのみなさんには大変ご迷惑をおかけしたので、当然、謝罪連発状態になりましたが、なぜか心の方では平安で、罪悪感を全く感じていませんでした。

このことがあってから数日後のことです。
仕事で、ある薬の在庫がパソコン上ではマイナスになっているのにもかかわらず、実際は在庫が2ヶ月分もあるという騒動が起きました。
処方箋データを入力する事務さんは、『理論在庫がマイナスだから薬剤師の方が間違っているんじゃないの?』という雰囲気だし、薬剤師の方は、『実際に薬はあるのだから、事務さんが入力ミスでもしたんじゃないの?』という雰囲気で、お互い一歩も譲りません。
当事者達は
「なんで数値が合わないんだろう?」
とずっとああでもないこうでもないと言い続けていました。

私自身は患者さんに対応していたので全く気にせず、私は関係ないのだとさえ思っていました。
ところがいつまで経っても、誰も何もしようとはせず、ずっと「合わない、合わない」とだけ言い続けているので、私は少々イライラして、この動揺を聖霊に捧げました。
すると『状況を自分のこととして捉えなければ問題は解決しない』という文言が頭をよぎったのです。

兄弟の問題だと放置していましたが、いやいや兄弟も私も分離していないのだと心を入れ替えて、自分で入出庫履歴を調べてみると、数が合わなかった理由は一目瞭然で、あっという間に問題解決しました。
しかも、この騒動の原因も私だったのです(恥)。
ここでも謝罪連発状態となりましたが、なぜだか心は平安で、罪悪感を感じません。

こういうことが起きるたび、どうもこの世界で起きる様々な問題の中心人物は、必ずこの自分自身だと認めざるを得ません。
そしてそれを認めた途端、あっという間に問題が問題じゃなくなるのです。

『外側で謝罪しつつも内側では平安って、一体どういうことなんだろう?』
と一瞬考えそうになりましたが、
『私にはわからない』
という声が聞こえて、その考えからも解放されていました。


T-11.Ⅴ.13.1
自我は分析し、聖霊は受け入れる。