我が家は住友林業で注文住宅を建設しました。
そんな我が家がどのようにローンを組んだのかお話しします。因みに私FP1級を保有しているので、ハウスメーカーに資金繰りの相談は一切していません。
結論から申しますと、我が家はフラット35で全期間固定金利を選択しました。
検討には3つポイントがあります。
①金利上昇にどこまで耐えうるか
ご認識の内容とおもいますが、2019年10月現在、変動が大凡0.5%、フラット35は1.11%となっており全期間固定金利は変動の約2倍です。返済額では1,000万円あたり月に約3,000円(35年返済の場合)の違いです。総返済額は100万円超の開きが生じます。
これだけ見ると変動一択でしょうが、本当にそれが正解でしょうか?
住宅ローンの返済は長期にわたるため、その間に何が起こるかは分かりません。3%,4%に金利が上昇したとして返済を続ける事は可能なのでしょうか?仮に3%となった場合、月の返済は18,000円(1,000万円あたり)上昇します。現在の経済環境では、すぐに金利上昇するとは思えませんが、もし上昇した際に返済することが厳しいのであれば、固定金利を選択するのが望ましいと思います。変動に対し、フラット35の返済額は月の負担で3,000円、5,000万円借りたとしても月に15,000円の負担増ですが、一緒変わることはありません。
②固定期間は何年にするか?
これに関しては全期間固定金利の一択と思います。固定金利とは金利上昇に対しての備えが可能な点が特徴ですが、先述の通り、すぐに金利が上昇するとは思えません。
そうなると5年とか10年の固定金利はあまり意味がありません。金利上昇の頃に固定金利が終了しては全く意味がありません。5年、10年の固定金利にするくらいなら変動金利でも構わないと思います。
③フラット35 はどこで借りるか
フラット35 は大体どこの金融機関でも利用可能で、商品内容は概ね一緒です。何が違うかというと、金利と手数料です。金利については概ね同じ金利なので、あまり気にしなくても良いかもしれません。
一方、手数料は全然違いますので注意が必要です。大手金融機関では2%程度の手数料ですが、例えば優良住宅ローンという会社では最低0.5%です。この差は初期コストを抑える点でかなり重要なポイントかとおもいますので、しっかりと比較して下さい。
ハウスメーカーの担当は自身が使いやすい金融機関を勧める傾向があると思いますので、ご自身で必ず検証した方が良いと思います。もしご不明な点がありましたら、連絡いただければお答えしますので気軽にどうぞ。