あの頃の私は白かった
まだ、正解で不正解かの判断も出来ず
毎日のように白い日々を繰り返す
何もない毎日に私の心さえ何もない
私は、神様は苦しみを与える存在
もしくは、神様なんていない
いつもそればかり考えながら
なにもない、そう思わなければ心は砕けてしまうから、気にしないように、考えないように
自分を壊れないよう押さえつけていた
物だったのだ、今の私からすると
そう例える事のできる、物でしかなかった
理不尽な世界で知った事は
私へ悪意を向けられた事で好転した
苦しい世界での苦しみが幸せに変わると
それからは楽しい毎日へ日々の在り方が変わっていた、私は悪意よりも遥かに黒い理を知る
周りの悪意など薄れてしまうほど、その黒い悪意は私に対して優しい物だった
そう、それも物だった
白と黒の日々に別れを告げる
あの時、雨は意味をなさないくらい蒸し暑く
雨に濡れ続けても、寒くはない
私は雨の中の道路の端っこで吐き気をどうにか抑えようとしていた
嘔吐しないように必死で、涙も止まらなかった事と汗も全く止まらなかった
思い直せば、雨に打たれ続けて汗か雨かさえわかっていなかった気がする
雨に打たれ続けてしばらく横たわっていた
その後、何とか家にたどり着いて、そのまま布団へ駆け出した事は憶えている
次の日から咳が止まらず熱で朦朧として
咳が次第に強くなって苦しかった事
肺炎を拗らせ熱で朦朧としながら
神という存在に対して、どうして私達だけ苦しむのか、何度も何度も繰り返した
その後、私の人生で親友と呼べる悪魔達と出会った、優しい悪魔達だった
優しいと例えが使えるのは、ソレラ達が間違いなく優しい時間を与えてくれたから
私は悩む時間を限りなく短く過ごせた
私の心は、ドス黒かったのだろう
いつからか、夜にばかり紛れていた
だけどなぜだろう
今は、思い出し辛い感覚になった
あの夢を見る事がほとんどなくなった
それに対して焦っていた
何とか、当時の事を忘れないよう
散々毎日のように夢に溺れることが出来た過去があるから、今を過ごせている
なけなしの想いが空になれば、私に何が残るのだろう、私は毎日が怖い
いつか私の強い意志さえ、消えるのではないだろうか
あまり前に紡いだ想いも、今ではそれを繋ぎ止める事で精一杯
消えてなくなればいい
それは必ず、約束に従え
