「未来へつなぐ命 ~原発にいちばん近い街、南相馬の産婦人科から~」
と題した、日本産科婦人科学会広報誌 Anetis特別編
がこの度、発刊されました。

福島県の面積は、北海道・岩手についで全国で3番目の広さ。
本誌の取材先は、南相馬市浜通に位置し、福島第一原発のある双葉町の北側に位置しています。
震災前に5つあった産婦人科(分娩施設)も現在では、2つに。
南相馬市立総合病院
と
西潤マタニティクリニック
現在、南相馬のお産はすべてこの2つの病院で行われております。
この「未来へつなぐ命」は
南相馬の産婦人科を通して、この街で生きる方々の姿をお伝えしています。
「未来へつなぐ命の現場、南相馬の産婦人科医療の今」

ひだり:西 智雄 先生
みぎ:安部 宏 先生
南相馬の2つの分娩施設、西先生と安部先生の対談、
現状をあつく、あつく語ってくれております。
一部抜粋、、、
「・・・震災前はそれを2人でやっていた時期もあってひいひい言っていたので、その数に近づいているにも関わらず1人でやるのはほぼ限界にきていますね。・・・」
「・・・今こうやって魅力を伝えて近い将来新しい産科医が出てくればチームが出来て産婦人科医療が成り立ち、みんな安心して産んでもらえる。そういうことが僕が現場の声として伝えて行くしかない。学生の中で僕の記事を見て産婦人科医になりましたって、今年入局してくれる女の子がいるんです。そういう子がどんどん増えてくれば、5年後、10年後にはちょっと盛り上がるのかなって。南相馬に子どもがいないと、ほんとうに未来がないと思うんです。ここで新しい命が産まれることが、未来につながっていくので・・・。」

南相馬にお住まいで、
これから出産される・ご出産したご家族にもインタビューをいただいております。
「4人目の帝王切開。先生を信じて任せます。」

ページの終盤には、
南相馬で暮らす人々の姿、笑顔の写真も掲載されており
温かみがある内容になっております。

間もなく、
「未来へつなぐ命」特設WEBサイトが開設されます。
そこで、配布方法なども掲載されるのかな?
詳しくは、特設WEBサイトをご覧頂ければと思います。
では、お楽しみにーーー!
BAMBOO UCHI