実は最近NHK大河ドラマの「軍師官兵衛」にはまっておりまして、
『イケてる参謀になりたいな~』と思っている今日この頃です。
さて、今日の一冊はこちら。
大前研一さんの『企業参謀 ~戦略的思考とは何か~』
企業参謀―戦略的思考とはなにか/プレジデント社

¥2,100
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実はこの本、1975年に発売された書籍で、当時の大前研一さんはまだ30歳。
29歳にマッキンゼー入社に入社した著者が、仕事のメモ書きを書籍にしたという本。
約40年前の情報にも関わらず、まったく色あせていないのは、
問題解決の本質をつかんでいるからなのでしょう。
この本は、ザックリ言うと企業の課題を解決するための「考え方」をまとめた本です。
「考え方」はOSと言ってもいいかもしれません。
どのように考えれば、ビジネスの本質に迫れるかを、手順を、踏まえて解説します。
いや、解説というより、先輩の手順を盗み見るような感覚。
例えば、「利益を拡大する」という課題を、
まずは「売上を増やす」「コストを削る」に分解し、
さらに「売上」を「単価」「件数」にブレークダウンし、マネジメントできる粒感まで
細かくするというものです。
このあたりの話は、研修で良く出てくる話ではあるものの、
当時の大前さんご自身が分析に使っていたのでしょう、
自分の言葉で話しているという感じがあり、ありありと理解できます。メンターの先輩の手ほどきを受けるような気分。
具体的な問題解決の進め方手順についても、詳細に語られます。
どうしても「エイヤ!」で決めがちな経営戦略とゴールターゲットですが、
この本を読むと、目標設定にも手順があると理解できます。
本書を読めば、すぐに戦略を作れるといった趣旨の本ではありませんが、仕事の基礎力を付けるため、新人はもちろん、中堅にもぴったりです。
戦略部門だけでなく、ごく普通の若手営業マンにこそ読んでいただきたい一冊です!
例えば、「利益を拡大する」という課題を、
まずは「売上を増やす」「コストを削る」に分解し、
さらに「売上」を「単価」「件数」にブレークダウンし、マネジメントできる粒感まで
細かくするというものです。
このあたりの話は、研修で良く出てくる話ではあるものの、
当時の大前さんご自身が分析に使っていたのでしょう、
自分の言葉で話しているという感じがあり、ありありと理解できます。メンターの先輩の手ほどきを受けるような気分。
具体的な問題解決の進め方手順についても、詳細に語られます。
どうしても「エイヤ!」で決めがちな経営戦略とゴールターゲットですが、
この本を読むと、目標設定にも手順があると理解できます。
本書を読めば、すぐに戦略を作れるといった趣旨の本ではありませんが、仕事の基礎力を付けるため、新人はもちろん、中堅にもぴったりです。
戦略部門だけでなく、ごく普通の若手営業マンにこそ読んでいただきたい一冊です!