私は通勤時間が長いので本を読むことが多いので、面白かった本のご紹介などをしてみたいと思います。
今回は「プロフェッショナル」つながりでこちら!
戦略参謀
戦略プロフェッショナルの教科書
稲田将人著
戦略参謀―――経営プロフェッショナルの教科書/ダイヤモンド社

¥1,680
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本書は、元マッキンゼーの著者が描く、ストーリー仕立てのビジネス書です。
二代目社長が経営する、郊外型大手紳士服チェーン「しきがわ」を舞台に、熱血だけどうっかり物の高山、そして外資系飲料メーカーからヘッドハンティングされてやってきた伊奈木が、「しきがわ」を改革していくストーリー。
ストーリーの合間合間に、企業改革の実務が差し挟まれ、「PDCA」「フレームワーク」「BPR」「ROI」などの用語が解説されます。
「The GOAL」を、もっと簡単に新入社員クラス向けにして、日本企業に当てはめた、と思うとわかりやすいと思います。
私が感心したのは、「経営企画とは、最後まで社長が人に任せることができずに自分自身でやってきた業務」と、高山が師と仰ぐコンサルタントに教えてもらう所。
私はまだまだ経営者のキモチには追いつけませんが、この言葉だけは刺さりました。
テイスト的には「もしドラ」のような、ストーリー仕立ての教科書的な作りなので、若手でもスラスラと読めますし、なんとなくコンサル屋さんの指向性を理解することができます。
気になる点としては、若干ストーリーには無理があり、伏線が見え見えなところですが、ビジネス書と割り切れば、良書かと思います。
ぜひ読んでみてください!
Murakami