妊娠、出産、育児マーケットのプロフェッショナル集団HEARZESTのTAKEDAです。
今朝の新聞の一面に新型出生前診断の記事が載っていました。
この新型出生前診断は今年の4月に開始されたものです。
3500人の妊婦さんが検査を受け、陽性が確定した54人のうち53人が中絶を選択していました。
出生前に染色体の異常がわかってしまう日本の医学の技術は確かに凄いと思います。
でも、命を選択する手段になっていいのかという議論が進まない中、技術だけが進むと、中絶する人が増えて新たな社会問題になってしまいます。
妊婦さんもかなり悩み抜いた末の決断だったと思います。
将来に不安を感じ、安心して子どもを産めないことが出生前診断につながっています。
染色体異常の子どもでも安心して暮らせる社会を作るべきで、こうした検査を進んで受けるような風潮はあまりよく思いませんでした。