
旅の名残をパッションフルーツに託して。
今日の朝ごはんは
柏のベーグル工房「ぱんごはん」さんの
「あおさ海苔と岩塩のベーグル」。

主役はパッションフルーツ!
鹿児島空港でビニール袋詰め放題をやっていて
思わず飛びついてしまいました。
ビニール袋を手の甲でびろーんと伸ばしつつ
詰めて詰めて詰めまくった(笑)
というのも、屋久島の「大浦の湯」で飲んだ
パッションフルーツジュースが忘れられず。
ここは町で運営する銭湯らしいんだけど
管理人のおじいがお風呂あがりに出してくれたの。
なんとビールジョッキで!
庭で作ってるらしく
出荷するには熟れすぎたのをジュースにして
お客さんに200円で提供してるんだって。
口数少なくシャイな感じのおじいが出してくれる
パッションフルーツジュースは果汁と果肉のみの
とろーり濃厚なジュース。
香り豊かで甘酸っぱくて味が濃かった♪
たぶんパッションフルーツ6~7個は入ってたと思う。
なんとも贅沢な風呂上りでした。
その場に居合わせた
おじいの友達らしいおじさんが
地元の人はパッションフルーツの上だけ切って
そこに焼酎を注いでかき混ぜて飲むんだよ、って教えてくれて。
おお!それナイスアイデア!
こちらのおじちゃんは観光協会の仕事もしてるらしく
手作りの屋久杉キーホルダーをくれました。
こうゆう出会いって旅の醍醐味だわー。

そうそう、
屋久島への長旅では
平松洋子さん著
「平松洋子の台所」と「おいしい日常」をお伴にしたんです。

平松さんの
食べ物や食にまつわる道具を語る表現が
なんとも臨場感にあふれていて
読んでるこちらまで唾が出てきてしまい
顔はにやにやしていたらしく。
友達に
本読んでそんな幸せそうな顔ってどうなの?
と言われてしまいましたw
食べるの好きな人なら
ごはんを作るのが好きなひとなら
この2冊はお勧めです。
屋久島では、
山に登れず時間がたっぷりあったので
お風呂によく行きました。
最終日の朝は雨もやんだので
海沿いの露天風呂へ。

やってきたのは「湯泊温泉」。
協力金の100円をポストに入れれば
誰でも入る事ができます。
すだれの奥や
もっと海沿いにも湯船があって
なんとも開放的な温泉です。

この低い柵のみで
男湯と女湯が仕切られてるっていう
スリル満点なお風呂・・・。
先客ひとりいらっしゃいましたが
岩陰でばばばっと脱いでじゃぽんとつかる。
ぬるめのお湯でいつまでも入ってられそう~。

ここの近くには
もうひとつ有名な「平内海中温泉」というのもあって。
こちらは干潮時のみ入れるお風呂なんだけど
連日の大雨で流木が大量に流れ込んで
この日は入浴禁止になってました(><)
地元のおじいちゃんが頑張って朝から掃除されてました。

朝風呂の帰りは
町の小さな商店によって朝ごはんの調達。

屋久島の商店には必ずあるヨーグルッペ。
マンゴー味もあったのね。
ただ、朝は普通のヨーグルトが食べたくて。
おばちゃん一人でやってる商店で
冷蔵庫の棚の奥にアロエヨーグルトがぽつんとあったので
「やった!ヨーグルトあった!」と喜んでたら
おばちゃんが慌てて
「あら、そこの棚はおばちゃんの私物なのよー」って。
わぁ、勝手に開けちゃってすみません(汗)と恐縮してたら
「なに?ヨーグルト食べたかった?
うち扱ってないんだけど、
これで良かったらあげるよーー!」って
ただでそのヨーグルトくれた(笑)
こうゆう優しさが屋久島の楽しさ。
どこいっても会話があってさ。
いいよね、こうゆうの。
なんだかほっこりする出来事が多かったんだよなぁ。
ここ一ヶ月ほど
せかせかトゲトゲしていた自分を
大いに反省したのでした。
旅の記録は続く・・・。