
生まれて初めて作った栗の渋皮煮。
出来上がりだけみているとうっとり。
つやつや宝石のように輝く栗。
食べるとしっとり柔らかくて止まらんくなる。
が、
忘れてはいけない。
ここにたどり着くまでの修業の日々を。
きっともう二度と渋皮煮にチャレンジすることはないであろう。
断言できるくらいつらかった。ほんまに。
まずは一晩以上水につけて
鬼皮を柔らかくしてー。
渋皮を傷つけんように
気を遣いながらうすーく鬼皮をむきー。
でも途中でいらっとして生き急ぐと
右上の写真みたいに大切な渋皮ちゃんまで剥いてまう。
で、ますますイラッ。

およそ1.7キロ分の栗をむきおわり
達成感に包まれていた私を次なる試練が襲う。
むしろこっからの方が面倒。
重曹いれてアク抜き。
これを3回繰り返すねんけど。
湯でこぼす時にへばりついてる黒いカスみたいのを
楊枝で丁寧にはがしていかねばならないのです。

それがこちら。
これがさー。
スルッと気持ちよくはがれてくれる栗と
なかなかはがれてくれへん栗がいるのよ。
反抗期な栗が…。
で、これも短気は損気で
やりすぎると皮を傷つけてしまうっていう…。
このへんになると
「あーーーーーーーもう、栗めんどくせぇ!」って
汚い言葉で独り言を言ってしまうくらい
精神的に追い込まれてきます。

3回重曹入れて煮た後、
その重曹を抜くためにさらに2回ゆでこぼし。
やーーーーっと砂糖いれます。
今回はキビ糖で。

でここから丸2日、
火を入れて冷まして火を入れて冷まして…を
一日数回繰り返しやっと完成。
もう…、もう…、
もういやだー!

梅の時と比べて
出来上がっても感動が少なかったなぁ。
感動よりも疲れが勝った。
しかも意外に日持ちがせーへんっていう悲しい現実。
美味しいねんけど
「栗」スイーツは買ってくるのが一番!
来年は素直に瓶詰めの「渋皮煮」や「甘露煮」を買います。


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