投資マンションにカモられた人がみた地獄

 

■婚活サイトで知り合って勧められた?

結婚を真剣に考えている多くの独身の男性や女性。

そんなの方はいわゆる婚活サイトに登録して、

最愛のひととの出会いに期待する。

 

ところが、この婚活サイトで知り合った人から投資マンションを勧められる。

例えば、働く独身女性。

キャリアのあるひとかたが、どうもターゲットのようだ。

 

独身で30、40代ともなれば、女性でもそれなりの収入はある。

そこが狙い目であろう。

しかも、ローンが借りやすい。

 

サイトに登録している人で投資マンションを勧めるのが、不動産会社に勤めている場合や経営コンサルタントとかファイナンシャルコンサルタントなど言ってくる。

 

当然、婚活サイトでの出会いだから、いずれは結婚へとお互い考えるのが普通。

しかし、登録したのはマンションを買ってもらうためが目的。

結婚なんて全く考えていないだろう。

 

著書「不動産投資は出口戦略が9割」

この中には実際の相談者の話が書かれている。

 

ここで、投資マンションのセールストークはどんなものか?

年金代わり、

生命保険代わり、

資産になる、

所得税の減税になる、

など、さまざまだ。

 

こうしたトークは、出会ってから数回後にどうも話しているようだ。

おそらく投資マンションが明らかに買えそうな女性に近づくのだろう。

 

で、投資マンションの物件を「年金代わりになる」とか「節税になる」などと

言葉巧みに紹介してくる。

 


 

通常、投資物件などを購入するには収支計画などのシュミュレーションが

必要であるが、そんなものは全く見せない。

また、いくら節税なるという具体的な数値計算すら出さない。

 

書面など、投資マンションを勧める痕跡は残さないようだ。

 

ここまでで、通常の心理状態であれば「おかしい??」と思うはず。

ところが、「結婚できるかも??」という気持ちが優先して、正しい判断がかすむ。

「恋は盲目」状態なのだ。

 

その後、なぜか投資マンションを契約してしまう。

例えば、ワンルームが2,700万円以上の物件。

賃料が10万円以上ならまだいいが、そんなには稼げない物件を買わされる。

 

■話題の銀行も加担しているのでは??

当然、ローンを組んでの購入。

ここで登場するのは今、話題のスルガ銀行だ。

どう考えても、時価で2,000万円程度のワンルームもスルガが担保評価すると2,700万円に化ける。

したがって、業者はスルガが融資をこの額でOKすれば、その額が売値になってします。

そうやってローンが通るように業者も仕組んでしまう。

 

そこで、「月当たり数千円の負担だから、生保と同じ感覚だよ」と言って勧めるらしい。

 

で、マンションの契約が済めば、勧めてきた人からの連絡は日増しに減る…

 

こんな状況になってから、

「おかしい???」と・・・

 

投資マンションの販売業者から見れば、このコンサルは営業マン。

平たく言えば、お互いグルってこと。

価格が高い分、お互いのインセンティブが入る仕組みだろう。

 

投資マンションに限らず、大きな買い物をする際にはよく注意する必要がある。

わからなければ誰かに相談することも必要だろう。

あるいは、ネットで検索することもありだろう。

 

いくら恋は盲目とはいえ、ちょっと考えれば「何か変じゃない??」と理解できるこの事案。

これは契約した側もある意味悪いところがある。

数千万の買い物を簡単に決めること自体が問題だ。

もっと慎重になることが必要だろう。

 

実際にこうしてマンションを買った人が当方に相談に来られている。

そういった方は精神的にも疲れてしまうので、早期に売却をしている。

当方でサポートし、既にうまく売却できた方は数十人ほど。

 

早めに専門家などに相談して対応することだろう・・・

 

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