会社勤めをしたことがなく
社会性に不安を抱いたまま起業を考えている方
また、専門職に就いていて
社外との折衝をしたことがない方
接客経験によりB to Cは得意でも
B to Bのマナーや振る舞いが不明な方
起業の際に幅広いクライアントへ向けて
対応不安はございませんか
先日、このような話を聞きました
「知り合いの保育士さんが会社勤めを始めてメールを打った際、ビジネスでは『お世話になっております』とあいさつすることに驚いていた」
という話
元保育士さんに社会性がないというわけではなく
たまたまビジネスメールを送る経験がなかっただけですね
しかし、ビジネスでは
「たまたま経験がなかっただけ」
では済まされません
新卒さんではないですからね
会社組織での業務でしたら上司という後ろ盾がいますが
起業家でしたらクライアントは離れていきます
もしくは一度は受注しても
リピートはないでしょう
このような当たり前のことを
経験する世界が違っていたことで知らずにきて
マナー違反を犯してしまうことがあります
また、最近驚いたことは
婚活パーティーを複数名で主催して
終了後に婚活さんの集合写真を撮影したのですが
「集合写真が欲しい人」を募っていた仲人がいました
集合写真撮影時には「顔無しでSNS掲載します」という
使途説明と了解を得て撮影しています
それなのに、自身の担当している婚活さんに
「写真いる人いませんか~」とあえて尋ねている…
ビックリしました
参加している婚活さんが写真を悪用するとは思っていませんが
お顔が流出する可能性は否めません
本人は「写真提供がサービス」と思ったのでしょうが
そのようなリテラシーの低さは非常に危険です
ことの顛末を想像する力が欠けているのですね
ビジネスメールのあいさつ文や
メールは左寄せで打ち込むことなど
表現例としてわかりやすいことであれば
SNSやネット検索で調べられる時代です
しかしながら
ちょっとした敬語の言い回しや
立ち位置からくるスタンスの問題など
「こうあるべき」という大前提を知らずして
起業している方と多く接することがあります
ちょっとわかりづらいですが…
・対応が遅く状況すら知らせてこない
・依頼した側なのに自身のスケジュールありきで指示してくる
・最初に取り決めすべきことを後出しして混乱させる
・提示する内容がコロコロ変わる
などなど…
双方で歩み寄って事業が成り立つことを無視して
一方的に進めようとする感じ、と言いましょうか
そして、そういった相手への対応が厄介なのは
「ご自身が身勝手に気付いていない」
=リテラシー不足
という問題です
気にしない人は
相手に迷惑をかけていることに気付きませんし
自分のペースで突き進んでいきます
クレームの多い人や
リピートがなく悩んでいる方
心当たりがあると改善が可能です
とかく、SNS集客や手段に目を向けがちな起業ですが
自身のポテンシャルに合わせて
身に付けることを洗い出すことが重要です